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プラットフォームとヒールの違い〜「歩ける靴」と「見た目の靴」の話〜

ある日、友人の女子がこんな話をしてくれたんです。
「ヒールって歩けないし疲れるけど、プラットフォームなら全然いける!」って。
でもね、いざそのプラットフォームを履いてる姿を見ると、めっちゃ歩きにくそうなんですよ。

私:「それ、楽って言ってたけど、本当に?」
友人:「いや、正直疲れる。でもヒールよりマシってだけかな…」

で、その後彼女がぽろっと言ったのが印象的でした。
「結局、足が痛くても可愛く見られたいだけなんだよね」って。

プラットフォームはヒールの“楽バージョン”だけど


プラットフォームって、見た目はゴツめで、いかにも安定感ありそうじゃないですか。でも、実際に履いてみると、「楽そう」という見た目だけで選ぶと痛い目を見ることも。友人曰く、プラットフォームは確かにヒールよりはマシ。でも、底が厚い分、重いし、歩き方によっては前に傾いて変なところに力がかかるらしいんです。

さらに、「靴自体は疲れないけど、足首やふくらはぎに負担がくる」って言うんですよね。要は、“ヒールより楽”ってだけで、“楽な靴”ではない。

ヒールは見た目の戦士

ヒールは、もうね、完全に戦闘服ですよ。友人も「ヒールは勝負の靴」って言ってました。歩くことは二の次。「この靴でおしゃれなカフェまで行くのは無理。でもカフェに着いてから写真撮るためには必要」みたいな発想です。

ヒールを履く日は、もはや「歩かない日」と決めるそうです。駅までの道のりや少し遠めの場所に行く用事があれば、潔く別の靴を選ぶ。それくらい、ヒールは見た目に振り切った靴なんですよね。

友人がニューバランスのインソールを履いて気づいたこと


そんな彼女が、ある日ついに「もう疲れた…!」と音を上げ、ニューバランスのスニーカーにインソールを入れて履いてみたらしいんです。そのときの反応がめちゃくちゃ面白くて。

「もうさ、なんで最初からこれを履かなかったんだろう?!」って。
その日は一日中歩き回る予定だったんですが、帰宅後も全然疲れてなかったらしくて、「歩ける靴って最高!」って言ってました。

でもその後、ちょっと悲しい顔で言ったんです。
「でもさ、スニーカーだと気分が上がらないんだよね」って。

これ、聞いたときに思ったんですけど、靴ってただの道具じゃなくて、気持ちを乗せるアイテムでもあるんですよね。歩きやすさだけを求めるならスニーカーで解決するけど、それだけじゃ物足りない。「自分を盛れる」かどうかが、彼女にとって大事だったんです。

歩ける靴 vs. 盛れる靴


結局、プラットフォームとヒールの違いって、「どっちが自分を盛れるか、そしてどっちが自分を守れるか」なんだと思うんですよ。ヒールは自分を最大限に盛りたいときの選択肢。プラットフォームは、「少し盛りたいけど、歩けることも少しだけ意識したい」という妥協案。

でも、どちらも本当に「楽」かといえば、そんなことはないんですよね。歩くことに主眼を置くなら、ニューバランス+インソール一択です。でも、それだと気分が上がらない。このジレンマ、女性ならではの悩みだなあと友人の話を聞いて思いました。

どっちを選ぶかは、その日の自分次第


友人は最近、「靴はその日の自分の気分に合わせる」って割り切るようになったみたいです。疲れたくない日はニューバランス、盛りたい日はプラットフォーム、戦闘モードの日はヒール。こうやって選べる幅があるだけで、気持ちが少し楽になるんだとか。

「どうせ疲れるなら、好きな靴を履きたい」って言いながらも、「でも、歩きやすい靴を履いた日って、夕方の自分を少し好きになれる気がする」って。どちらも選べるって、実は贅沢なことなのかもしれませんね。

だからこそ、私は彼女に言いたい。
「どんな靴でも、その日の自分に合っていればそれでいいじゃん。焦げたパンケーキも美味しいって話、覚えてる?」って。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと😽
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