maki

とある国立の大学院で人文学系の研究をしていました。今はパリの大学院の正規課程に所属中。…

maki

とある国立の大学院で人文学系の研究をしていました。今はパリの大学院の正規課程に所属中。インドア派ですが、流石に勿体無いのでパリでは外には出ています。ここでは人文系研究を続けるにあたっての話のほか、フランスでの学生生活のこと、趣味の話など他愛のないことも書きたいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

ごあいさつ

はじめまして、マキ(@makin0makin0)と申します。 このアカウント名は、本名とはかすりもしていないのですが、 もし私がちがう性別に生まれていたらつけられていたらしい名前から取りました。 成仏してほしい 笑 プロフィールに書きましたように、 旧帝大大学院(とは言っても地方国立大)の人文学系大学院生で、 普段は研究室と家を行ったり来たりしています。 趣味はアニメやマンガのいわゆる二次元系と、 音楽、ラジオあたりのとてもインドア派です。 なので全然、自粛が苦ではない

    • 平凡な学生が、パリで大学院生になる③パスポート・タラン 後編

      マニアック人文学系/語学は日本で独学と、自信はないが、 研究に対するやる気はある学生が、パリで大学院生になっている経験を活かし、情報をシェアしていきます。 今回は、パスポート・タラン(Passeport Talent)についてです。 2024−2025から、フランス政府奨学金(Bourses France Excellence Japon)を受ける博士課程(Doctorat)の学生は、この長期ビザを取ることになりました。 CAMPUS FRANCEの説明ページ htt

      • ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:-0.5(Cité U入居手続き)

        こんにちは、Makiです。 パリは今週ずっと雨がちで、「文化財の週末 Journées du patrimoine」が晴れたのが、 秋晴れのパリを楽しめるギリギリだったなという感じです。 Journéesはエリゼ宮の抽選が気づいたら満員終了していたので、まだ空いている他のところをいくつか予約し、 道すがらやっている無料公開を回りました。 パリにいる間にエリゼ宮に行けるのでしょうか、うーん。 さて、このシリーズでは、ほぼポスト・コロナになっているフランスの現状+初めてフ

        • 平凡な学生が、パリで大学院生になる③パスポート・タラン 前編

          マニアック人文学系/語学は日本で独学と、自信はないが、 研究に対するやる気はある学生が、パリで大学院生になっている経験を活かし、情報をシェアしていきます。 今回は、パスポート・タラン(Passeport Talent)についてです。 2024−2025から、フランス政府奨学金(Bourses France Excellence Japon)を受ける博士課程(Doctorat)の学生は、この長期ビザを取ることになりました。 CAMPUS FRANCEの説明ページ 日本で

        • 固定された記事

        ごあいさつ

        • 平凡な学生が、パリで大学院生になる③パスポート・タラン 後編

        • ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:-0.5(Cité U入居手続き)

        • 平凡な学生が、パリで大学院生になる③パスポート・タラン 前編

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:-1(家探し)

          こんにちは、Makiです。 昨日からパリ市内は大規模交通規制が始まり、QRコードの確認を待つ車列が規制されていないはずの道まで伸び、 規制されていない道が警察官によって交通整備され、自動車用信号が黄色点滅、歩行者用信号が消滅しているのを目撃しました。 このせいで地上の交通、バスやタクシーは全く時間が読めません。 地下鉄駅もいろんなところで閉まっていて、乗り換えもできないようになっているので、以前紹介したCityMapperなどで交通情報をチェックする必要があります。

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:-1(家探し)

          平凡な学生が、パリで大学院生になる②フランス政府給費留学生

          マニアック人文学系/語学は日本で独学と、自信はないが、 研究に対するやる気はある学生が、パリで大学院生になっている経験を活かし、情報をシェアしていきます。 今回は、フランス政府奨学金(Bourses France Excellence Japon)についてです。 フランス大使館が毎年募集しているもので、学部生、修士学生、博士課程学生の全てで出すことができます。 幸いなことに挑戦1回目でめでたく合格をいただいた経験から、準備にどのようなことをしたのか/面接試験がどのような

          平凡な学生が、パリで大学院生になる②フランス政府給費留学生

          平凡な学生が、パリで大学院生になる①若手研究者海外挑戦プログラム

          マニアック人文学系/語学は日本で独学と、自信はないが、 研究に対するやる気はある学生が、パリで大学院生になっている経験を活かし、情報をシェアしていきます。 今回は、学振が行っている若手研究者海外挑戦プログラムについてです。 1. 併給不可の学振DCでは、円安物価高の海外生活は厳しい…海外挑戦プログラムのメリットとして、以下の2点が挙げられます。 ①学位取得型が多い博士課程/博士後期課程向け奨学金の中で、交換留学/研究留学目的で申請できる ②(学振DC向け)学振DCの

          平凡な学生が、パリで大学院生になる①若手研究者海外挑戦プログラム

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:+2(地図・交通アプリ)

          こんにちは、Makiです。 以前、「ないない尽くしの人文系修士」として、学振DC1のために何をしたか書いたのですが、 今度は「長期留学経験がない」「現地に日本人の知り合いがいない」というないない状態で先月末からパリ生活を始めた私の経験を綴ることで、 ほぼポスト・コロナになっているフランスの現状+初めてフランスで留学する人向けのイロハを伝えられたらなと思います。 ナンバリングとしては-1,-2がフランスに入る前、日本での準備。+1,+2...がフランスに入ってからになり

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:+2(地図・交通アプリ)

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:+1(通信環境・電話開通)

          こんにちは、Makiです。 以前、「ないない尽くしの人文系修士」として、学振DC1のために何をしたか書いたのですが、 今度は「長期留学経験がない」「現地に日本人の知り合いがいない」というないない状態で先月末からパリ生活を始めた私の経験を綴ることで、 ほぼポスト・コロナになっているフランスの現状+初めてフランスで留学する人向けのイロハを伝えられたらなと思います。 ナンバリングとしては-1,-2がフランスに入る前、日本での準備。+1,+2...がフランスに入ってからになり

          ないない尽くしの博士学生がパリで暮らしてみる話:+1(通信環境・電話開通)

          学振挑戦中の人文学系修士が生活費確保のためにやっていたこと

          こんにちは、マキ(@makin0makin0)です。 ここでは、一応学振DC1という箸やら棒やらに辛うじて引っかかった私が、 万が一のために調べていたこと、やっていたことについて書いていきたいと思います。 「自分は学振に受かる」と自信を持って言える人なんてそうそういないと思うので、 二重三重のセーフティーネットを張っておいて損はないと思います。   第一のセーフティーネット「大学院生向け『給付型』民間奨学金」  第二のセーフティーネット「中学・高校非常勤講師」 に分け

          学振挑戦中の人文学系修士が生活費確保のためにやっていたこと

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:4/4

          こんにちは、マキ(@makin0makin0)です。 人文学系(ヨーロッパ文学)を専門とする博士前期課程2年(2021年1月現在)で、 この4月から博士後期課程に進学します。 ①地方国立大 ②論文発表なし ③学部・修士で留学経験なし の私が、 ④直近5年、採用実績のない研究室 からDC1に一発採用されました。 そんな私が、学振採用に向けて準備したこと、実践したことを、 前編:事前準備編 後編:執筆段階編 の二つに分けてご紹介しています。 今回は後編:執筆段階編の後半、と

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:4/4

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:3/4

          こんにちは、マキ(@makin0makin0)です。 人文学系(ヨーロッパ文学)を専門とする博士前期課程2年(2021年1月現在)で、この4月から博士後期課程に進学します。 ①地方国立大 ②論文発表なし ③学部・修士で留学経験なし の私が、 ④直近5年、採用実績のない研究室 からDC1に一発で採用されました。 そんな私が、学振採用に向けて準備したこと、実践したことを、 前編:事前準備編 後編:執筆段階編 の二つに分けてご紹介しています。 今回は後編:執筆段階編の前半です

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:3/4

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:2/4

          こんにちは、マキ(@makin0makin0)です。 ここでは ①地方国立大 ②論文発表なし ③学部・修士で留学経験なし で、 ④直近5年、採用実績のない研究室 から特別研究員DC1に採用された私が、 前編:事前準備編 後編:執筆段階編 の二つに分けて何か役立てていただけたらと、取り組みをご紹介しています。 今回は 事前準備編 後編 です。 *** 事前準備編 後編 誰が見ても有利な条件を揃える:実績ポイント制  開始時期:学部4年  申請書で書くところ:「4.

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:2/4

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:1/4

          初めまして、マキ(@makin0makin0)です。 人文学系(ヨーロッパ文学)を専門とする博士前期課程2年(2021年1月現在)で、 この4月から博士後期課程に進学します。 ①地方国立大 ②論文発表なし ③学部・修士で留学経験なし の私が、 ④直近5年、採用実績のない研究室 から特別研究員DC1に採用されました。 頑張った部分が半分、運が良かった部分が半分だとは思うのですが、 ここではその自分でなんとかできる部分について、 前編:事前準備編 後編:執筆段階編 の二つに分

          ないない尽くしの人文学系修士が学振DC1採用のためにやったこと:1/4