キャッチコピーの魔法
キャッチコピーに弱い私 の話。
街を歩けばカボチャやオバケが店を彩っている。
飲食店でもハロウィンメニューが盛り沢山。
日本人ってそんなに南瓜料理好きだったかな とふしぎな気持ちになる。
先日は、スタバでハロウィンダークナイトフラペチーノを購入した。
「闇夜を思わせる黒いフラペチーノを片手に、マスカレードを楽しんでみませんか」
レジを待ちながら見かけたそのキャッチコピーに、なんだかもう店頭でワクワクしてしまって当初購入予定のカフェミストから慌てて変更。
外は肌寒いのに、気がつけばTallサイズのハロウィン限定フラペチーノをちびちびと飲んでいた。
味の感想といえば、こだわりの詰まったフラペチーノ部分よりラズベリーソースのかかった生クリーム部分が1番美味しかっただなんて、スタバファンが聞いたら怒られてしまいそうだ。
思えば、私はキャッチコピーにめっぽう弱い。
その商品の実際のステータスよりも、キャッチコピーで上乗せされた夢やワクワクさにお金を出したくなるのだろう。
ここはマスカレード発祥のヴェネツィアではないし、闇夜はビルの灯りでそこそこ明るい。
だけれどもあのキャッチコピーを読んだ瞬間、私の目には艶やかな仮面を被る人々や正装に身を包んだヒトではないものたちが、闇夜で舞踏会を楽しむ姿が浮かんだのだ。
その場面は、ふと何気なく店内に入りメニューに目を通さなければ出会えなかったものだ。
ハロウィンダークナイトフラペチーノ590円税別、キャッチコピーの魔法に魅せられた時を思えば決して高い買い物ではない。
公式サイトを見ると来月はクリスマスに先駆け、「みんなで乾杯!パーティーの始まりを祝うメリーストロベリー ケーキ フラペチーノとメリーストロベリー ケーキ ミルク」が発売になるという。
きっと来月も注文前に慌てて変更するのだろうな と思いながら、闇夜を思わせる黒いフラペチーノの最後のひとくちを寒さに負けじと飲み干した。
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