『還暦』で還る場所
こんばんは。まきびしです。
連休と連休の合間が月末月初で怒濤の3日間です。
今さら言うまでもなくアラ還の私。
わかっちゃいるけど『還暦』ってものを改めて調べてみました。
昔と違って現代の60歳を老人と呼ぶにはまだ早い気がします。
若い人から見たらタダのジジババだろうけど、
生活スタイルやファッション、アクティビティなど、昔の60歳とは随分違う。
世代を問わずわかり易い例が『サザエさん』の波平ですね。
今、自分の回りを見渡して、波平・54歳(ちなみにフネ・52歳)
…なんて、どうしたって信じられない。
ひと回り上の人を見ても、恐らく波平より若々しい。
65歳や70歳、なんなら生涯現役で働けor働きたいという時代に、
この還暦という概念は干支が一巡する以外の意味を持たないように感じます。
「年を取り、子供のようになる」とか、
「理解する力や判断の能力が衰えて、子供に戻る」とか、
自分がアラ還だから悪あがきするわけじゃなく、
一巡した程度で突然すべてが衰え、消えゆくのみ…
のような概念には納得しかねます。
百歩譲って「子供に戻る」のならば、
昔と違って心身ともに若い現代の60歳は
新たなスタートの年齢ということではないでしょうか。
新しい仕事にチャレンジし、
新しいことを学び、
新しい人間関係を構築する…など
定年や雇用形態の変更などでそれまで縛られていた環境が変わるから、
それを幸いとして新しい世界に踏み込んでいけると思えば悪くない。
今や『還暦』を迎えるということは
どこか(何か)に還って、残りの人生はただ徐々に衰えていく時間ではなく、
それまでの60年間とは別の、新しい自分の人生を始める場所まで
山あり谷ありながら「無事着いた」ということでいいと思います。
『還暦』で「還る」場所なんてない!
「還る」のは干支だけ!
ではまた。