【浦安DR】一枚岩ダービー:遠征準備編(第8節_vs.釜石シーウェイブスRFC予習)
リーグ戦も終盤に入った「ジャパンラグビーリーグワン2022-2023」。Division2で負けなしの7連勝で最終目的地のDivision1昇格に向けて順調に航行を続ける浦安D-RocKs(以下、D6)。
第8節は3月12日(日曜)。釜石シーウェイブスRFCのホストスタジアム、岩手県釜石市のうのスタ(釜石鵜住居復興スタジアム)に乗り込みます。
まずは、釜石やうのスタ紹介など現地観戦に関する話題が中心の「遠征準備編」です。
※チーム名は略称やファンのみなさんが使う「D6」で記載
※タイトル、記事中の掲載写真は2020年8月撮影
※3/17現地確認分を修正・追記
基本情報
今節の試合会場は、ラグビーワールドカップ2019日本大会(以下、RWC2019)の試合も行われた釜石鵜住居復興スタジアムこと「うのスタ」です。
なお、放送はJSportsオンデマンドのみライブ配信となり、テレビ放映は録画です。
実況の住田アナは、ご自身のSNSで中継の舞台裏や独自調べの情報を投稿されているので、そちらも楽しみ。
また、解説の藤島さんは先週の釜石SW対S愛知戦も解説されていましたが、その際のことが連載コラム「釜石を歩く」で紹介されています。
うのスタへの道のり
うのスタは、岩手県釜石市にあります。
スタジアム公式サイトのアクセス情報はこちら。
また、この記事を投稿しているnoteマガジン「ジャパンラグビーリーグワンファン合同note」で釜石SWを担当されているなかぴーさんが、交通宿泊に関する情報をまとめてくださっています、がお。
・釜石はどこにある?
釜石市は、岩手県の沿岸部にあります。
沿岸部沿いを地図でみると、お馴染みのリアス海岸の地形が続きます(余談ですが、授業ではリアス「式」海岸と習った世代です)。
・東京~釜石まで
東京から釜石まで行き方は、東北新幹線で新花巻駅や盛岡駅まで行き在来線に乗り継ぐ方法(約5~6時間)、仙台から高速バス(約4時間弱)のほか、池袋駅からの片道10時間(!)ほどの高速バスなどがあります。
新花巻駅(釜石線)や盛岡駅(東北本線→釜石線)からの在来線は本数が少ないため、移動には時刻表がマストです。
釜石駅の改札を出ると、ロータリーはさんだ向こうにある日本製鉄所の「ようこそ!! 鉄と魚とラグビーの街 釜石へ」や、ラグビーワールドカップ2019日本大会の各会場にあった巨大ラグビーホールに出迎えられます。
・釜石~鵜住居
うのスタの最寄りの公共交通機関は、路線バスと三陸鉄道リアス線です。
①路線バス
②三陸鉄道リアス線
釜石駅から2駅、約12分の鵜住居(うのすまい)駅。
鵜住居駅からスタジアムまでは徒歩7分ほどです。
・釜石SW×三陸鉄道 缶バッチ(先着100個)&お買い物券
試合当日、三陸鉄道では観戦者を対象にしたイベントがあります。
缶バッチのデザインは変更の可能性がありますが、両チームのロゴが入ったオリジナルバッチのようです。
詳しくはこちら。
遠征者向けお得情報
所定の宿では、宿泊者が観戦チケット提示をすると限定グッズがもらえるキャンペーンがあります。
鉄道会社も、宿泊先も一体となって試合開催を盛り上げていただいてるのがとても伝わってきます。さすが釜石!
天気予報
うすスタのある岩手県釜石市鵜住居の天気予報はこの通り(日本気象協会の「天気jp」より)。
天気予報のサイトによって予報も異なったり、情報が随時更新されているので、最新情報でご確認ください。
11日4:00発表の予報では、12日のお天気は晴れ時々曇り、最高気温12℃ですが・・・最低気温は2℃! しかも湿度が高いです。
東日本大震災 復興祈念試合 一枚岩プロジェクト Presents “一枚岩ダービー”
この試合のマッチタイトルは「東日本大震災 復興祈念試合 一枚岩プロジェクト Presents “一枚岩ダービー”」。
うのスタは、「釜石鵜住居復興スタジアム」とスタジアム名に「復興」の言葉の通り、東日本大震災の被害を受けた場所に釜石市の復興のシンボルとして建設されました。
試合の前日は東日本大震災が遭った3月11日。リーグワン公式SNSからこのような投稿がされています。
また両チームの公式SNSからも、このようなツイートがされています(元ツイートがリプや引用RTで長くなるため、当該箇所だけ画像で紹介しリンクをはっています)。
・釜石SW
・D6
市民献花
鵜住居駅前には、複数の公共施設が並ぶ「うのすまい・トモス」があります。
施設のうちの一つ「いのちをつなぐ未来館」では、震災伝承と防災学習に関する展示等のほか、ラグビーに関する展示やうのスタ見学(1時間半~、1週間前までに予約)の窓口にもなっています。
また、同じ場所にある「釜石祈りのパーク」では、東日本大震災のあった3月11日は市民献花が行われ、観光客でも参加できるそうです。
直接問い合わせをして、教えていただきました(掲載許可済み)。
試合会場イベント情報
当日のイベント等は、ホストチーム・釜石SW公式サイトに掲載されています。
・試合開催に関する案内
・イベントに関する案内
1)釜石SW選手によるグリーティング
試合前、終了後にそれぞれ選手によるグリーティングが!
第7節の江東BSもそうでしたが、試合に出場していない選手が総出で現場対応されていて本当に素晴らしい(88888)。
私は、#おとラグ の浦安回で差し入れをいただいた「椎茸の美崎くん!」こと美﨑正次選手に会いたい!!
2)試合「前」・会場「外」
①12:00頃より
るんびにい美術館 在籍アーティスト 小林覚さんの作品披露セレモニー、先着100名にアーティストカードプレゼント
②12:20頃より
郷土芸能披露(鵜住居虎舞)
③釜石高校の生徒有志グループ「夢団~未来へつなげるONE TEAM~」による活動
・防災の大切さを伝える伝承活動「語り部」
・「津波伝承うちわ」「安否札(避難時に軒先にかけておく札)」の配布
・食料備蓄推進活動を行う「デイリーストックアクション実行委員会」のコラボ企画として、食料備蓄ハンドブックと先着500名に協賛各社の食品配布
準備中の様子が新聞記事やNHKで紹介されています!
④フードコーナー
お昼時の開催なので、どれを買おうか今から迷っちゃいます・・・・・・。
最新情報はコチラのリンクから。
⑤日産プリンス車両展示コーナー
⑥釜石SWチームテント
メンバー表、選手紹介ミニブックリーフレットの配布
⑦D6
グッズ販売、LINEお友達未登録者対象の登録者シール配布
3)会場「内」イベント
①試合前11:38頃
郷土芸能披露(桜舞太鼓)
②選手入場時
・釜石シーウェイブスJr.による花道キッズ
・郷土芸能披露(桜舞太鼓)
③ハーフタイム
「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」合唱とフラッグ掲出
④主に試合中(?)の大型スクリーン
大型スクリーンにSpoLiveの釜石SWへのコメント等が映し出されます。
そのビジョンは、地域の廃食油をリサイクルして精製されたバイオディーゼル燃料で発電した電力が使用されるそう。
⑤試合後(15:00~16:00)
ⅰ:ラグビー体験会(誰でも参加可)
試合が終わったばかりのグラウンド上で、シーウェイブスの選手も参加!
ⅱ:タッチフットイベント
試合が終わったばかりのグラウンド上で、一般の方向けのタッチフットボールを開催!
当日申し込み受付(所定申込書に記入、持参)。参加費500円、服装指定などあり。
声出し応援
釜石鵜住居復興スタジアムは、声出し応援は「あり」です。
うのスタあれこれ
席はどこがいい?
うのスタの座席はゴール裏には常設の座席がなく、メインスタンドとバックスタンドのみです。そのため、ペナルティキックやコンバージョンキックなどの際は、周辺の風景が中継に映り込むこともしばしば。
当日の座席は大半が自由席ですが、どの席からどんな風に見えるかは、こちらに詳しく紹介されています。予習にぜひどうぞ!
絆シート、木製ベンチ
うのスタの完成は、2018年。
この年の8月には本スタジアムの竣工記念試合として釜石SW対当時のヤマハ発動機ジュビロ(現・静岡ブルーレヴズ)の交流戦が行われました。
今週末は、レヴズも試合がありますが、試合会場では釜石SWに全額寄付される「東日本大震災復興応援募金箱」が設置されます。
グラウンドの芝は、天然芝でも人工芝でもない、日本で初のハイブリット芝が採用されています。長い目で見たときの維持費が違うんだそうです。
またRWC2019の開催基準をクリアするため、常設の座席に加え、開催時はメインスタンド、バックスタンドのほか、サイドスタンドを含め約1万席の仮設スタンドを設け、RWC開催前の日本代表テストマッチ(ロッカールームには当時の日本代表メンバーのサインも)や、RWC2019ではプールDのフィジー対ウルグアイ戦が開催されました。
常設の座席のうち、メインスタンドの一部は、旧国立競技場や東京ドームで使われていた座席が使われ「絆シート」と呼ばれています。
また、バックスタンドは釜石市の尾崎半島で発生した山火事で焼け残った杉の木が使われた木製ベンチですが、RWC開催後、塗装ボランティアを募り一つひとつ手作業で「KAMAISHI UNOSUMAI」のペイントがされたことは、ウィキペディアにも書かれていません(笑)
というのも、実は私はこのボランティアに参加させていただきまして、写真はすべてその際撮影したものです。
水色は、地元のペンキ屋さんがこのために調合したオリジナルの「釜石ブルー」。
自然に囲まれたスタジアムで、芝と木はスタジアム内にはあるので、海・川・空をイメージする色にしたそうです。
作業時はスタジアムツアーでVIP席やロッカー見学、ハイブリット芝のグラウンドにも立ちました。
ちなみにうのスタはラグビー専用競技場ではなく、サッカー等でも使われます。
ラグビー仕様にする際はラグビーポールは専用の作業車で設置し、ラインは従来の石灰の使用は禁止ですぐに消して引き直せる特殊なインクを使用していると教えていただきました。
そんなわけでうのスタには思い入れがあり、本来は塗装したシートで観戦したいところですが、22mラインくらいなので、今回は違う席で観戦することになりそうです。
ラグビー的気になるスポット&商品
ラグビー基準で観光要素をピックアップしてみました。
・釜石ラグビー神社(通称・うのスタ神社)
RWC2019の際、東京・丸の内にあった丸の内ラグビー神社が釜石鵜住居復興スタジアム隣接地へ移設、建立されています。
・ラグビーカフェ
釜石駅前にある「シープラザ釜石」。
地元の特産品やお土産、飲食店等が入っていますが、2階に「ラグビーカフェ」があり、オールドファンにはたまらない新日鐵釜石時代やRWC2019に関する展示、トライシーンの写真スポットができる「#うのスタトライフォト」コーナーもあります。
・マンホールカード
うのスタはマンホールとしてもデザインされており、前述の「いのちをつなぐ未来館」でマンホールカードが配布されています。
その他、釜石市内に2か所あるカードの配布場所はこちらに掲載されています。
・コラボ商品
釜石駅から路線バスでいける「釜石大観音」。
こちらで販売されているミネラルウォーターはラグビーとのコラボデザインが。
また、プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットとして「恋人の聖地」に選定。
「願いの鐘のモニュメントの前で写真を撮ったり、恋愛成就の願いを込めて鐘を鳴らしたりと、新たな恋愛成就のパワースポットとしてたくさんの人が訪れている」そうなので、推しへの愛を誓うのにもいいかも?
・釜石SWラベルの酒
釜石の酒といえば、日本酒の「浜千鳥」(はまちどり)からは、釜石SW応援ラベルのお酒が販売されています。
コロナ禍のため蔵見学は行っていませんが、お酒は蔵でも買えるとのこと(12日はお休み)。
また前述の釜石シープラザでも取り扱っている種類は多いそうです(釜石SWラベルの取り扱いは未確認→訪問時はありました!)。
なお、長くなってしまうので、今節の予習は「遠征準備編」と「試合応援編」の2本に分けています。
この記事では現地観戦に関する情報が中心です。チームや出場選手に関する情報は、試合応援編もぜひご覧くださいませ。
ここまでお付き合いをいただきまして、ありがとうございました!
・試合応援編はコチラ
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