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【浦安DR】全勝全敗対決:第6節_vs.埼玉パナソニックワイルドナイツ

試合のないバイウィークをはさみ中盤の交流戦に突入する「ジャパンラグビーリーグワン2024-25」Division1。
未だ勝利がないカンファレンスA「浦安D-Rocks」(以下、DR)は、ビジターゲーム。
リーグワン初代王者でもあり、現在首位の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)との戦いです。

タイトルは少々自虐的ですが、次も対戦があるのでそのときは違う表現になるように、後からこのタイミングではこうだったよねと言える日が来るよう願いを込めて。
※サムネイルは初のメンバー入りをしたDR・キアヌ ケレルサイムス選手


基本情報

まずは試合に関する情報から。試合会場は埼玉WKのホストスタジアム・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場。国内では5つしかないラグビー専用スタジアムの一つ。トラックもないため、試合観戦しやすい会場です。

日時:2025年2月1日(土曜)14:30キックオフ
 12:00~場外キッチンカー等営業開始
 13:00~スタジアム開場
会場:熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
 〒360-0004 埼玉県熊谷市上川上810
対戦相手:埼玉パナソニックワイルドナイツ(略称・埼玉WK)
 ※埼玉WKのホストゲーム
マッチNo.:ディビジョン1 第6節交流戦(D1-M33)
当日券販売あり(専用Webサイトで1日0:00より発売)
テレビ放映・配信
 14:20よりJSports4・オンデマンド(実況・望月佑真アナ/解説・藤島大 氏)、千葉テレビ、Leminoライブ配信

試合開催に関する情報は、埼玉WKの公式サイトにまとめられています。
イベントに関する案内もこちらにまとまっているので、現地観戦の方は事前にご覧になっておくことをおススメします。

天気情報

試合会場のある埼玉県熊谷市の天気予報はこの通り(日本気象協会の「天気jp」より)。晴れ、試合開始の時間帯は11~12℃の予報です。

天気予報のサイトによって予報も異なったり、情報が随時更新されているので最新情報をご確認ください。

対戦相手、埼玉WKとは

1960年創部、ここ15年ほどは毎シーズンのように優勝争いを繰り広げるリーグワン屈指の強豪チーム。常時、日本代表選手も送り出しています。

法人名は、パナソニックスポーツ株式会社。他のリーグワンチームはラグビーの事業運営会社ですが、こちらはサッカーJリーグ・ガンバ大阪や、男子バレーボールの大阪ブルテオンが事業化チームに指定され、チームの強化と運営、ホームゲームは主催者として興行の運営を行っています。

会場の熊谷スポーツ文化公園ラグビー場は、敷地内に埼玉WKの拠点となる「さくらオーバルフォート」もあります。
クラブハウスや練習グラウンド、カフェ、宿泊施設、チームオフィシャルグッズのショップ等も併設。練習は無料で見学が可能(スケジュールはチーム公式サイトに掲載)で、試合当日はクラブハウスと試合会場間を移動する選手達を見ることもできます。

2022/4/9撮影 
パナ対アークス試合後、試合会場から引き上げる堀江選手

2014年度就任のロビー・ディーズンHC体制は、今季のリーグワンチームで一番長く、トップリーグとリーグワンをあわせ優勝4回、準優勝3回と常にトップクラスの成績をあげる名将。
昨季のクロスボーダーマッチでは勝利後の記者会見で、今後のあるべき形に見解を述べたり、試合終了後のグラウンド上の挨拶も選手と一緒に回られていたり、お人柄がうかがえます。

2022/4/9撮影 ワイルドナイツ対アークス試合後
グラウンドを回るロビーさん
2022/4/9撮影 この時以来の現地観戦
チームが変われど「また」が実現して嬉しい

今季は開幕から唯一の5連勝で第5節終了時で首位。未勝利のD-Rocksは最下位のため、首位と最下位の戦いです。

リーグワン公式より
https://league-one.jp/standings/

意外なことに、埼玉WKはチームスタッツ項目のトライ、ボールキャリー、ラインブレイク、ディフェンス突破、ゲインメーター、オフロードパスどれも1位はなく、ディフェンス突破に関してはDRのほうが上位。総合力の高さがうかがえます。

Jスポーツ公式より

直近の対戦

浦安DRとしては初対戦ですが、リーグワンでは前身のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(以下、アークス)時代の2022シーズンに同じカンファレンスで2度対戦。

1戦目の第5節は、試合当日の「ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)」にちなみ、ソーシャルアクション「delete C」とタイアップ。
試合で両チームが挙げたトライやキックの得点×1万円がdeleteCを通じてがん治療研究へ寄付するものでしたが、埼玉WKに47対5の大差で敗戦。

2戦目の第12節ではリードで前半を折り返し、後半早々に逆転されるも、30分過ぎに同点に追いつく粘り強さを見せました。最後は再びリードを許しましたが、当時無敗の絶対王者を最後まで追い詰め見応えのある試合でした。

▶スコア

▶ダイジェスト

この試合、先発でリーグワンデビューしたのがアーリーエントリー最速出場でもあった現DRキャプテンの飯沼蓮選手。10番でコンビを組んだのは、現HCのグレイグ・レイドロー氏。いわゆる「レンドロー」が誕生した試合でした。

また、アークスは松本健留選手(当時)が負傷交代し、結果的に現役最後となった試合でもあり、埼玉WKも負傷交代した選手がヘリコプターで搬送されるなど(試合会場はちょっとザワついた)思い出されるエピソードが多い試合でもあります。
ダイジェストをみると、当時現役復帰したトモさん(トンプソンルークさん)をはじめ、今はチームを離れている選手達の姿に懐かしさを覚えます。

出場選手

メンバー表はチーム公式SNSより画像を拝借しています。

DR

1)初先発
松下 潤一郎選手(2番)
2)先発おかえり
ローレンス ・エラスマス選手(5番、第4節以来)
サム ・ケレビ選手(12番、第2節以来)
3)前節からポジション変更
石井 魁選手(11→14番)
4)前節リザーブから先発へ
ヘル ウヴェ選手(4番)
ゼファニア ・トゥイノナ選手(6番)
ケレブ ・カヴバティ選手(11番)
5)前節先発からリザーブへ

ツイ ヘンドリック選手(20番)
オテレ ・ブラック選手(23番)
6)メンバー入りおかえり
ヴィンピー ・ファンデルヴァルト選手(19番)
7)初メンバー入り

キアヌ ・ケレルサイムス選手(16番、リーグワンデビュー)
西川 和眞選手(17番)

前節から先発6名が変更、リザーブに今季初メンバー入りが2名です。

2番は5試合連続でリザーブから出場していたルーキー・松下潤一郎選手が初先発。7番の小嶋 大士選手、11番のケレブ ・カヴバティ選手とともにルーキー3名が揃って先発入りしました。

松下選手は28日の練習公開でも、5試合連続先発中の鍋島秀源選手、3試合連続先発中の金 廉選手とともに第一列で個別練習する様子が見られました。
ラインアウトが課題のDRで、スローインの良さに定評がある松下選手が先発でどんなパフォーマンスをみせてくれるのか楽しみです。

2番が松下選手。左は1番鍋島選手、右の37番は金廉選手(試合では3番)

第2列は4番、5番は第2節以来の組み合わせとなるヘル ウヴェ選手とローレンス ・エラスマス選手。
第3列は6番にリザーブからゼファニア ・トゥイノナ選手がメンバー入り。198cmと長身で、前チームの日野レッドドルフィンズでは主にロックで出場。ラインアウトにも期待しています。

バックスは、第2節以来のサムケレビ選手が12番に入り、公式戦で初めてタナ ・トゥハカライナ選手(13番)とコンビを組みます。
前節2トライをあげた石井魁選手は、今節は右翼(14番)からトライを狙います。
15番の安田卓平選手は、チーム唯一のフル出場中です。

▶今季初メンバー入り
リザーブに入ったキアヌ ・ケレルサイムス選手(16番)と西川 和眞選手(17番)は今季初のメンバー入り。
キアヌ選手は今季新加入で、出場すればリーグワン初キャップ。
2019年のニュージーランド20歳以下代表のキャプテンをつとめ、「ボールキャリーやディフェンス面でのフィジカルの強さとスクラムやスローイングでも高いスキルを備えた選手」とのこと(チーム公式サイトより)。公式戦でのパフォーマンスに注目です。

左: 濱野 隼也選手、右:キアヌ選手

西川選手は高校・大学の後輩、埼玉WK先発の島根 一磨選手とマッチアップなるか。

なお、今節のジャージはイエローの「オルタネイトジャージ」と発表されています。

▶勝手にメンバー表

紹介しきれない選手もいるので、メンバー表にしてみました。
PDFでダウンロードできるようにしているので、観戦のおともによろしければ。

埼玉WK

日本代表30キャップを持つヴァル アサエリ愛選手(3番)がトップリーグと通算100キャップ。リザーブスタートのDR・竹内柊平選手と新旧桜の3番マッチアップなるか。

現役日本代表選手は、ベン・ガンター選手(6番)、小山大輝選手(9番)、長田智希選手(13番)、坂手淳史選手(16番)がメンバー入り。
DR・飯沼蓮キャプテンにとって、小山選手は桜のジャージ争いで超えたいライバルの一人だと思います。

長田選手はセンターでは今季初出場、その長田選手と同期の川崎清純選手は出場すればリーグワンデビューの身長191cmの大型バックス。

リザーブスタートの坂手キャプテンに代わり、ゲームキャプテンは大西樹選手が務めます。現在、タックル成功1位のラクラン・ボーシェー選手はリザーブスタート。

トヨタヴェルブリッツに移籍した松田力也選手の後が注目された10番は、今節も山沢京平選手がメンバー入り。
5試合連続先発出場中、得点ランキング1位タイの成績。DRの10番・田村煕選手と明大の先輩後輩対決です。

〇〇対決でいうと、DR・ヤスパーヴィーセ選手(8番)とダミアンデアレンデ選手は南アフリカ代表「スポリングボクス」のチームメイト同士。

また、今季開幕後の2024年12月29日新加入のトム ・パートン選手が15番でリーグワンデビュー。
イングランド20歳以下代表経験を持ち、加入前はイングランド・プレミアシップでプレー。在籍時にはこんな記録もお持ちだそうです。

一覧

▶同窓対決
両チーム選手に共通する出身大学は下記の通りです。

※明治大学
DR:松下潤一郎選手、田村 煕選手、飯沼 蓮選手
埼玉WK:山沢京平選手

※帝京大学
DR:金 廉選手、ツイ ヘンドリック選手
埼玉WK:坂手淳史選手、竹山 晃暉選手

※東海大学
DR:石井 魁選手、橋本法史選手
埼玉WK:野口 竜司選手

※天理大学
DR:西川 和眞選手
埼玉WK:島根 一磨選手

どこで応援する?

1)現地応援

▶アクセス
公共交通機関を利用する場合は下記の通りです。

・熊谷駅まで
上越新幹線・北陸新幹線と在来線のJR高崎線、秩父鉄道が通っています。
高崎線は上野東京ラインと湘南新宿ラインに乗り入れているため、東京駅からは約75分(64.7km)、新宿駅からは約70分(61.8km)。
ちなみに新幹線を利用すると、東京駅から約40分で到着します。

駅構内はラグビータウン熊谷のシンボルマーク「スク」と「マム」の装飾がお出迎えしてくれるようです。熊つながりで、D-Rocksのマスコットキャラクター #ロディドリ もご挨拶しなければ。

・熊谷駅から会場まで
徒歩(約3.5km、約50分。ほぼ1本道)、レンタサイクル(約15分)、試合当日の臨時バス(片道250円)の3つの方法があります。
さすがラグビータウンだけあり、情報発信は細やか。下記のTwitterアカウント「熊谷へラグビーを見に行こう!」さんに、レンタサイクルの方法や臨時バス時刻表などが詳しく紹介されています(コメントでたどれます)。

※臨時バスの時刻表

試合終了後は、試合会場から駅まで歩く「スクマム!クマガヤ ウォーク」が実施されています。参加申請などは不要、単に歩くだけですが道中の「メガネのイタガキ」で「スクマム!クマガヤ×埼玉パナソニックワイルドナイツ」コラボシールがもらえます。
特に試合後は道路が混雑するため、バスに乗っても、歩いてもさほど時間がかわらなかったという話も聞きます。

熊谷市スポーツタウン推進課サイトより
https://www.city.kumagaya.lg.jp/kanko/kumaspo/fun_sports/wildknights/SPWK2023-24.html

なお、自家用車の場合、観戦客用駐車場は全て予約制駐車場です。

▶スタジアムマップ

埼玉WK公式サイトより
https://panasonic.co.jp/sports/wildknights/match/games/20250201/

スタジアム外の広いスペースに回りきれないほどのキッチンカー等が並びます。
埼玉WKファンの方からは、34番のウスキングベーグルさんをおススメいただきました!

住田洋アナは、以前、15番の三河屋さんと、16番のワイルドナイツカフェを紹介していました。

また、事前にLINEアプリの登録などが必要ですがスポーツスタンプラリーも開催されます。詳しくは熊谷市公式サイトに掲載されています。リンクからどうぞ。

▶タイムスケジュール

タイムスケジュールには掲載されていませんが、個人的には14:20頃からの「Wild Knights Radio」が楽しみ。
音声配信プラットフォームを利用して、現地観戦者向けにルール解説などしてくれるようです。リンクはこちら

▶注意事項

2)配信

▶Lemino(ライブ配信、要dアカウント無料ログイン)

今シーズンからD-Rocksの試合はドコモの映像配信サービス「Lemio」で全試合無料生配信されます。

▶SpoLive(携帯アプリ)

スポーツ配信アプリ「SpoLive(スポライブ)」では、テキストによる試合経過を配信。
また、アプリ上で応援するチームをトン活(アプリの「応援」ボタンを押すだけ)があります。
こちらは会場内外問わずアプリがあれば応援を届けることができます。

試合をより楽しむコンテンツ

試合をより楽しむためのチームからの発信や各媒体等の記事(読みもの)です。

1)チーム公式Youtube

チーム公式Youtube「Documentary of 浦安D-Rocks」は Season3 Episode-9~想い~が公開。直近2節の試合の舞台裏なども紹介されています。

2)DR選手による試合の見どころ解説

武内慎選手による注目ポイントや注目選手が紹介されています。

3)リーグワン公式 見どころ

リーグワン公式サイトでは、各試合の「見どころ」が紹介されています。
DRは石井魁選手、パナはトム・パートン選手が取り上げられています。

4)リーグワン番記者ポスト

リーグワン公式Xの「#番記者ポスト」はともに初のメンバー入りをした2人。DRはキアヌ選手、埼玉WKは川崎選手が紹介されています。

▶浦安DR

▶埼玉WK

5)J Sports

今季初めてJスポーツのコラムにも取り上げられました。対戦相手が首位だとこういう扱われ方をするんですよね。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

D-Rocksは5連敗中ではありますが、第4節は昨季王者相手に後半のスコアでは上回り、勝ち点をギリギリで逃す展開で、リーチマイケル選手に「人生で一番しんどい」と言わせたほど。
第5節は20点の壁を越え3トライを挙げ、60分までは7点差と背中が見えている試合展開など、少しずつ突破口が見えつつある状況です。

何より練習公開でチームの雰囲気の良さはうかがえるので、前半10分に満たない失点(先制点をあげた試合なし)、ラインアウト成功率77.14%、60分以降のペナルティからの失点など乗り越えて欲しい。

それでは、それぞれの場所からDRで会いましょう。
岩(がん)ばれD-Rocks Go!D-Rocks

#drocks #connect





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