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流れる涙はそのままに|今日も京とて、お番茶日和(4/26)

2020年4月24日(金)
やっぱり肌寒い。雨が降ったり止んだり。商店街に新しくできたコンビニに、野菜コーナーがあったのでのぞいてみる。亀岡直送と書いてあって、ケールやブロッコリーの芽といった、おしゃれな野菜が小分けにしてあって値段も手頃でいい感じ。ソルムでちょっとだけ仕事して、夜中に戻る。体温は36.3度。
2020年4月25日(土)
久々に春らしい陽気。ロンドンへのお届けものが、入江さんとイアンの元に無事到着した模様。四条河原町まで自転車で打ち合わせに向かう途中、夫婦や家族、2~3人連れでおだやかに散歩している人たちとすれ違う。すぐ近所では「マスク50枚4000円」と書かれた大きなボードを持って、路上に女の子が立っていた。元・暮しの手帖編集長の澤田さんから、無差別お便りメール3通目が届く。帰り道、暮れゆく西の空に浮かぶ新月と金星が美しすぎた。体温は36.4度。
2020年4月26日(日)
朝、気分がさえなくて、ぐずぐずと起きられない。曇天。時々パラパラと降る雨の合間をぬって、ソルムへ。いつもは子連れのママさんしかいない公園に、中学生くらいの子たちもいて、パパもいて、街の景色としてとても気持ちがいい。京都駅界隈のコンビニは臨時休業、もしくは早じまい。エビスクはいつも通りで、甘鯛塩焼が半額230円。体温は36.4度。

こんにちは。京都カラスマ大学の高橋マキです。ウィズコロナな日々を「離れていても一緒に学ぶ」方法として日記を始めることにしました。詳しい経緯は、初日の日記をご覧ください。

うちはもう長いあいだテレビなし生活なのですが、仕事柄(本業はライターです)、女優さんや俳優さんの名前が分からなくなったり、トレンドからずれてしまってはいけないので、スマホのアプリでドラマやドキュメンタリー番組を時々チェックするようにしています。

昨晩、ドラマの登場人物たちがレストランでお食事したり、肩を抱き合ってひそひそ話をしたり、犯人が刑事に問い詰められたりするのを、ちょっと「ひやひや」しながら見ている自分がいてびっくりしました。向こうの世界ではCOVID-19は存在していない。たったそれだけのことが、なんだか不思議。

そうそう、この春のお楽しみは断然、ほしよりこさん原作の「きょうの猫村さん」。まさかの配役に騒然としている間に終わってしまう、たった3分の短い番組ですが、ぜひ見てくださいね。

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さて、本題。今日もご一緒に。


今日の課題:流れる涙はそのままに

例えばドラマを見たり、映画を見たり、SNSに誰かがシェアした動画を見たり、音楽を聴いたり、笑いすぎたり、玉ねぎを刻んだりしている時に、ふと涙がこぼれる瞬間があると思います。悲しいとか辛いとか悔しいとか、感情があるか無しかはこの際ちょっと横に置いておいて、理由が何であれ、こんな時は、泣けるなら泣いてしまいましょう。大人というのは、つい無意識に痛みをがまんしてしまう生き物ですが、涙に形を変えて身体の外に出て行ってくれるなら、それでよし。一説によると、涙を一粒流しただけで、1週間分のストレス解消になるとかで、今や「涙活(るいかつ)」なんていう言葉もあるそうですよ。

「泣ける時に泣いておこう!」


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高橋マキ|ライター・編集者、京都カラスマ大学学長
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