『住居 × シングルマザー支援』って?
いよいよ秋も深まり夜寒を覚えるこの頃、みなさんいかがお過ごしですか。
こんにちは、大学生インターンのmidoriです。
前回の投稿(「#小学生の区議会見学#区政をもっと身近に」)に引き続き、今回は第2回目。
題して、「住居 × シングルマザー支援」です。
先日、#親子子育て応援ラボ 超党派の地方議員活動として、
「#シングルマザーシェアハウス」 を視察訪問しました。
ひとり親家庭へのサポート
三組に一組の夫婦が離婚している昨今(厚生労働省『令和3年人口動態』)。
ひとり親家庭が増えた分、満足に生活したり、教育を受けたりすることのできないシングルズキッズたちも増加しています。
とりわけ厳しい状況にあるのが、母子家庭。母子家庭の貧困率は、なんと6割を超えています(厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」)。
そうしたシングルマザー支援の一つとして、近年世間の注目を集めているのがシングルマザーシェアハウス。シェアハウスごとに様々なカラーがありますが、入居条件に該当する母子は、比較的安い賃料で安心な環境に暮らすことができます。
今回、私が議員さんとともに視察訪問したのも、そんな画期的なシェアハウスの二軒でした。以下、大学生の私の主観を交えつつ、それぞれの特徴をざっくりとご説明します。ご参考までに。
いざ、見学へ
まず最初に私たちが訪問したのは、都内某所のシェアハウス。
居住部分が完全独立型の賃貸マンションで、シングルマザーサポート体制が整えられているのが特徴です。
例えば、「みまもり隊」。居住者のニーズに合わせて、建物内の共有スペースにて子どもたちを預かってもらうことができます。この時間は、読み聞かせの会や、工作、音楽など、子どもたちが思い思いに楽しめるようです。
そして、ちなみにこちらの共有スペース。定期で開かれる子ども食堂の会場でもあります。
つづいて訪問したのは、同じく都内のシェアハウス。こちらは、古民家をリノベーションした造りとなっていました。
「シニアと地域が支える現代版”下宿”」として、高齢者のスタッフが居住者の子育てをサポートします。
提供サービスの一例として、「①平日、夜ご飯提供 ②管理人常駐・お迎 ③夜20時までの見守り」があります。
ちょうど私たちが訪問した折。
「ただいま!」という声と共に、居住者のお子さんが学童から帰ってきました。すかさず、ペットのトイプードルに、待ちかねていた他のお子さんが駆け寄って、にぎやかな笑い声でいっぱいになりました。もちろん、スタッフも家族同然に迎えてくれます。
最後に
シングルマザーシェアハウス。みなさん雰囲気は伝わったでしょうか。
もし、この記事が何かしらの検討材料になりましたら幸いです。
あらためて、今回のテーマは「住居 × シングルマザー支援」でした。
ひとり親家庭のサポートとして、今後ますますの普及が期待されるサービスです。
しかし、現段階では法律上の整備が不十分である点で(補助金申請の複雑さや担い手支援の難しさなど)、運営の厳しさが課題として残っています。
運営のハードルが下がれば、家賃の低下につながったり、企業の参入も増えるなど、より多くのひとり親家庭のニーズに応えることができます。
シングルズキッズたちがのびのびと過ごせる暖かい生活の場を。
ぜひ、ご関心をお寄せください。