【月報】2022/02 お初尽くしの体験がいっぱい!
やれることならなんでもやる!アート・カルチャーの架け橋になりたいと日々奮闘しているスラッシュワーカーの新麻記子(まきたそ)です。
詳しくは、プロフィールや仕事実績を読んでほしい。
今月は“着物で美術館”の夢が叶ったり、初めての金沢を満喫してみたり、充実させちゃったプライベートとともに…2月の仕事の状況を整理するためにもここに綴りたいと思う。
“着物で美術館”の夢が叶ったよ!
前月のnoteで『美術館に足を運ぶ機会が多く、着物のご婦人方を見かける機会もあることから、いつか自分も着物で美術館を訪れて、作品鑑賞できたらと淡い希望を抱いていた。』と記載していたのだが、こんなにも早く夢が叶ってしまうなんて…自分でもすごく驚いている(笑)
1月の中旬、東京都庭園美術館にて開催している『奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム』の取材内覧会に赴いたことを呟くと、着物コミュニティの主催をつとめる石榴花さんから「行ってみたいとおもってたんですよねー 知識とか全然なくても楽しめますかね…??美術館行きなれないので一人だとなかなか…😅」というレスをいただき、「じゃあ、一緒に行きませんか?!」という言葉から、数人のメンバーに声をかけて本展覧会に足を運んだ。
あまり着物を着慣れていないメンバーもいたので、事前に無理しなくていいことを伝えたのだが…当日着物姿で来てくれた彼女から「この日のために何度も着付けの練習をしたの!みんなで“着物で美術館に行く”という目標があるから頑張れたよ!」という言葉で胸がいっぱいになった。
会場ではコロナ禍でリアル開催ができなくなった【Classy アート鑑賞会】を振り返り、久しぶりに直接対人向けにアートの素晴らしさを伝えられる喜びを噛み締め、ワクワクしながら夢中で作品と向き合いキラキラと目が輝かせる彼女らの表情…そんな幸せな光景を目にするたび、一刻も早いオミクロン株のコロナ収束を願った。
お初尽くしの金沢!
2月の連休は友人たちと計画していた金沢へ…!!!
はじめて金沢を訪れるのなら…と意気込み、国の特別名勝に指定された優美な日本庭園の兼六園、情緒溢れる古い町屋が立ち並んでいるひがし茶屋街、感性を刺激する数多くの現代美術作品が展示されている金沢21世紀美術館。
そして、温泉に癒され、工芸体験もしたい!という、めちゃくちゃ欲張りすぎる内容を詰め込んだ。
しかも、それに飽き足らず…金沢に行くのなら仕事にしてしまおう!と、ITLの照明器具が導入されている国立工芸館も取材してきた(笑)
これまで一人旅が主流であり…主人との旅行時でさえもひとり時間を設けては、自分の好きなところにいったり、自分の好きなことしているような私なのだが、数日間誰かと一緒に行動するなんて、少し前の自分だったら考えられないほどだ。
しかし、こんなにも楽しく…心地のいいものだなんて…
金沢に行き慣れている友人に従う道中では、いろんな初めてを体験させてもらいながら、3人とも脳内で飼っているなかやまきんに君が登場しては、終始笑いが絶えないとても楽しい時間を過ごすことができた。
そして、お酒やお料理が好きで舌が肥えている2人のおかげで、ダイエットの成果も虚しくプラマイ+1kgしてしまうほど、とても美味しさに溢れた地のものを沢山食べることができた。(引続き、ダイエット頑張らなければ…)
大人になるということは自分を押し殺さず、人との距離感がうまく取れること、そして楽しいという気持ちに対して素直に受け止め、そんな自分自身を大切にできることかもしれない。
ウクライナとロシア
自分の心を整理するためにもこのテーマに触れることを許してほしい。
2月24日(木)ロシアがウクライナに侵攻したというニュースが報道され、全世界に激震が走ったことは言うまでもないだろう。
…21世紀にもなって“戦争”に踏み切ったこと、その人類の愚かな選択を目の当たりにし、心が張り裂けそうになったのだ。
今尚、テレビやネットのニュースやSNSのタイムラインでは、渦中にあるウクライナとロシアの国民による悲痛な叫びとともに、世界各国で戦争を望まない人たちの声で溢れている。
ここで私のウクライナとロシアの思い出を書き綴りたい。
以前、Twitterにも呟いたことなのだが…
5、6歳の頃、父の友人であるウクライナ人の夫婦が自宅に遊びにきてくれて、簡単な英単語だけだったが、少しだけ英語を教わったことがある。
そんな彼らとの時間が楽しくて「お家に遊びに行きたい」と言ったら、2人は少し寂しそうに「もうすぐ帰国するから」と告げられ、私は諦められずに「それでも行きたい!」と伝えたら、ウクライナの伝統工芸品であるピサンキを渡されて「鵜化したらね!」とユーモアで返されてしまったのだ。
ウクライナ情勢のニュースを目にするたびに、彼らの笑顔を思い出してしまう…今は無事であってくれと心から祈るばかりだ。
一方、ロシアに足を運んだことも伝えておきたい…
7年前に当時付き合っていた彼とロシアに行ったのだが、渡航時には北方領土問題で緊張がピークに達し、「街中で殴られる」「ロシアに拉致られる」「スパイに仕立てられる」など、心配して言われたものだ。
しかし、実際に現地を訪れてみるとそんな心配が無駄だったほど、道を聞いたり、席を譲ってくれたり、ウォッカを勧められたり、教会でスカーフを貸してくれたり、アジアでも日本人は特に珍しかったからかもしれないが、親日に近いほどロシアの人々はあたたかく親切にしてくれた。
そして、バレエやオペラ、エカテリーナ宮殿、エルミタージュ美術館、ロシアで触れた文化・芸術は、当時の私の感性を大いに刺激してくれたおかげで、今のアートライターとしての私にも繋がっている。
そんな尊い思い出を抱きしめながら、ウクライナとロシアの根深い歴史、ここまで拗れてしまった問題、私たちにも降りかかってくるリスク、日々それらを学びながら、いろんな視点で今の情勢を見守っている。
私にできることはない…。
しかし、それでも戦争と平和について考えなければならない。
もし、これが第三次世界大戦になってしまっても、、、
2月の仕事実績まとめ
執筆
イロハニアート(3件)、楽活(2件)、ITL(2件)
・企画展「中国の漆器」@ 中之島香雪美術館(イロハニアート、ITL)
・SMBC meets Contemporary Art @ 三井住友銀行本店東館 1F アース・ガーデン(ITL)
・長坂真護 × 汐留・パークホテル(楽活)
・THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語@森アートセンターギャラリー(イロハニアート)
・淀川テクニックさんインタビュー(楽活、イロハニアート)
映像ディレクター
現在、岡山県・(旧庁舎)玉野市消防署にて、インタビューにこたえてくださった淀川テクニックさんが製作総指揮をつとめ、本人を含め5名の作家が参加している『瀬戸内ゴミンナ〜レ!!』が開催している。
前月のnoteでインタビュー撮影のため京都大学を訪れたことに触れたが…
本企画の展示作品に素材として使われているゴミは、京都大学の研究チーム RE:CONNECT により開発された、海洋ゴミの調査アプリ PicSea(ピクシー)が用いているためだ。
今回、その企画のPRとして動画作成に携わらせていただき、私は幸運にも映像ディレクションをつとめさせていただいた。
先にYouTubeにSNS用のショートver.がアップされているのでシェアするが…
今後、淀川テクニックとしてのの歩み、ゴミを作品の素材にしてる理由、本展覧会の紹介がつまった宣伝動画が、上記のYouTubeチャンネルにてアップされるのでチェックしてほしい。
そして、これからワークショップや展示風景がご覧になれるアーカイブ動画の過酷な編集作業を迎えるであろうことを伝えたい。
各種SNS
日々の出来事をはじめ、取材内覧会の様子、執筆記事の情報など、定期的にアップしているので、よかったらフォローしてくれたら嬉しい。
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