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思春期でも相談できる親子関係を耕しておく大切さ

1ヶ月ほど先に高校受験を控える娘は、数学好きです。
2歳の頃からパズルに目覚め、あまりにもすぐパズルを完成させてしまうので、5歳からは解答が2339通りあるチョコレートパズルに移りました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B01CG6G28Y/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_4GWB9XNZH1E34RKVHK29

ちなみにこのパズルは、Co-musubiの子どもたちにも推奨しています。

その後はLEGOにはまり、小学校3年生くらいで歯車やモーターを使い自分で工夫してエレベーターやからくりボックスをつくるようになり、中学受験算数に出会い算数のおもしろさに開眼しました。
(本人の希望で中学受験はしていません。解くことに面白さを見出していました。)

そして中学からは算数が数学となり、受験生の現在も「数学は楽しいから」と毎日割合多めで数学の問題に向き合っていました。

すると、受験まで1ヶ月というタイミングで、
「計算ミスが3倍に増えた!」
と絶望的な表情で相談してきました。

もともと計算ミスは生まれてしまううっかりさんタイプだったので、複数の数学の先生にも「コツがあれば教えて下さい。」とご相談してみたのですが、「注意をして解く」「見直しをする」など一般的なアドバイスをいただくに留まっていました。

そこで、「問題文にラインを引いたり丸で囲みながら読む」というアドバイスを加え、それは実践しているようでした。

ところが今回、なぜか急に計算ミスが大発生するという危機に陥ったというのです。

数学に取り組みすぎて、脳が混乱しているのかもしれない。

そう思い、

・数日間、数学のペースを落としてごらん。
・小学生範囲の簡単な計算問題を解いてごらん。

上記2点をアドバイスしたところ、素直に分数の問題を2枚ほど印刷しスラスラと解いていました。

すると数日後、「計算ミスが減った!」とニコニコ帰宅しました。

脳は突然混乱してしまう時があるので、その際には「どうしたら混乱している思考を整理できるか」を考え対策してみるといいんだよ、とアドバイスをしたので、今後は自分でも焦らず対応ができそうです。

その数学好きな娘の大学生の姉は、Co-musubiの小学生から希望を受け、国語の指導をしています。

その生徒が、「聞いてほしいことがあるんだ。」と、学校での不満や悲しい気持ちになった出来事を娘に話してくれたそうです。
そこで「クラスのみんなのためを考え行動できた素晴らしさ」を伝え、誰かへの不満に目を向けるより、自分の行いや想いの素敵さに目を向けられるよう応えたのだそうです。

すると彼が、「お母さんからも同じことを言ってもらった。」と笑ったそうです。

娘は、「本当にいいお母さんだなって思った。何かあった時、家族に相談できる関係性ができているってのは大切なことだよね。」とつぶやきました。

「自分の友人達の中には、家族に相談できる状況にはない人達も多い。信頼して相談できることで、新たな視点をもらって少し意識を変えることができると、気持ちもその後も変わるよね。」


我が家もね、Co-musubiもね、思春期の一番相談したい時に相談できる家族の関係を丁寧に耕すことを意識的に重視してきた結果なんだよ。

と伝えると「なるほどね。」と納得したようでした。

子どもたちが思い悩む時、理不尽さにやるせない思いを抱えている時、不安で押しつぶされそうな時。

「どうか話してほしい。一人で悩まないでほしい。」

そのために、日々の中でおはなしをする余白をもち、押し付けず、一緒に考え、信頼関係と共通言語を丁寧に育てること。
我が子を時間の流れの中でよく観察し個性を理解し、その人格に信頼をもつこと。
その繰り返しが「相談してくれる」その日にきっとつながります。

ぜひ、小さな頃からていねいな親子の時間を大切にしてほしいと願っています。



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