教育や子育て支援の歴史と最先端に触れた濃厚な一日。見たい未来は同じだ、きっと。
今日は午前にLearn by Creation Tokyoメンバーとのオンライン新年会。
午後には、「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」のご著者で一般社団法人ジェイス代表理事の武田信子先生にお招きいただき、少数での子ども支援関係者交流会に参加させていただきました。
どちらも共通することとして、信念を持って行動している人の明るさと強さがあり、だからこその葛藤もあり、そして場に穏やかで温かい包容力がありました。とても居心地がいい場。力をもらえる場。
Learn by Creation Tokyoは、「創るから学ぶ」をコンセプトに、竹村詠美さんをはじめとした理事会メンバーを中心にスタート。さまざまな人がプロボノとして参画し、企画・準備・運営を担いました。
今日の新年会は、その2019年2020年(オンライン開催)ボランティアメンバーとの近況報告会になりました。
参加者のお一人で、「とりあえずビール。で、不登校を解決する」著者でもあるコピーライターの蓑田雅之さんが、
と仰るとおり、「何度も話し合い創りあった仲間たちだ。」そんな不思議な絆というのかなぁ、相手への信頼というか、「ホームに帰ってきた。」そう感じました。
それぞれがそれぞれの場で自分の内なる声を信じて行動していたり、同じようなタイミングで「こう生きていきたいんだよね」と生き方をシフトしはじめていたり。
日向ぼっこをして太陽のパワーで温めてもらったような感覚で、「一年また頑張っていけそうだぞ。」と英気を養うことができました。
そして午後は、武田信子先生もふくめ私は全員の方が「はじめまして」でした。
日本の社会で「子育て支援なんて必要?それって家庭で母親の仕事でしょ。」と突き放されていた時代から、「社会みんなで子育てしていこうよ。」「子ども一人ひとりが幸せに生きられる社会にしていこうよ。」と、地域のコミュニティを育て、人をつなぎ、行政に働きかけ、日本の子育て支援や幼児教育を進化させてきてくださったすごい方々。
静かで穏やかな語り口調の真ん中にあるまっすぐな芯は、
「この方々の熱意と行動力と闘いの歴史があっての今なんだ。」
と自然と流れを理解させてくれ、
お互いを思いやる優しい仕草や表情に、
幾多の困難を助け合い乗り越えあってきた信頼を感じました。
そしてなんとも贅沢なことに、武田先生のご子息武田 裕煕さんが、ギターと歌と口笛による美しい音楽で場を演出してくださいました。
口笛は世界一(!!)の実力とのことで、音域が広く高音のまぁ美しいこと。
そして歌声の厚みのある美しさに「声!」と心のなかで叫んでしまいました。
ごめんなさい。私の表現力ではお伝えできません。
なんでしょう。もう本当にコンサートを開いていただき生音を皆さんに聴いていただきたい。
「音楽って大事ですね。」余韻とともに心からそう感じています。
すべての人が、いくつもの活動を掛け持ち「創る人」でした。
そして、それぞれ活動は違っても「見たい未来」の姿は同じ、きっと。
光栄で贅沢な一日でした。
一年のはじまりに、こうやってお力やご縁をいただける機会に恵まれた幸運を大切にしよう。
社会や子どもたち、未来に還していこう。
肩の力を抜いて手をつなぎ前に進んでいこうと思います。
心より感謝申し上げます。