㊾Gien(ジアン)への旅 その1
いつからこういう性分になってしまったのか、、、
「なんと素敵なアイデアだろう!」と、思い立ったら、
次の瞬間には、もう実現するにはどうしたらいいか、を考えています。
まだテグジュベリの肖像画と星の王子様がプリントされた50フラン札が
普通に使えていた頃でしたから、20年以上前のことだったと思います。
旅行者として夫とパリを訪れた時に、現地在住の知人宅でGienの食器でおもてなしを受けました。
その時、初めてGienブルーのディナープレートを見たのですが、
そのフランスらしい色合いにすっかり魅了され、
奥様がGienの食器を入手したと言う工房を訪れる計画は、
お話を伺っている最中から、すでに私の頭の中で始動していました。
焼き物の町Gienはパリから南へ電車で行けるロワール地方にあります。
Gien工房には、
ぱっと見にはわからないのですが裏にちょっとしたシミや傷があり、
それゆえに安価で手に入れられる品のコーナーもあります。
そこでクリスマスプレートや
日本未発売の絵画のように色彩豊かで壁にかけたくなるような皿を
あれこれ見て回るのは、なんとも魅力的な旅に思えました。
(その2に続く)