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40歳からのライターDAYS

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人生のドン底にいた巻き髪の素人がライターとして未知の世界に飛び込んだ記録
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#コラム

40歳からのライターDAYS⑥~Sさんのこと~

40歳からのライターDAYS⑥~Sさんのこと~

ここで過去のことをイロイロ掘り出しているせいか、無性に会いたくなった人がいる。

Sさん。

noteで出すイニシャルは実際の会社名や人物名と無関係と前に書いたが、今回は気分が出ないのでご本人のイニシャルをもらって書いていきたい。

Sさんと初めて会ったのは今はなき浜松町の四季劇場[秋]。当時上演されていたミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』キャスト取材の時だ。

この頃(2015年2月)私は

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40歳からのライターDAYS⑤~始動3~

40歳からのライターDAYS⑤~始動3~

目の前のコップに水が半分入っている。

世の中には「やった、半分も入ってるじゃん!」と喜べる人もいるらしいが、私は「ああ、水は半分しかないんだ」とがっつり落ち込むタイプだ。

失敗するのが怖く、勝てる勝負しかしたくない。つねに他者からの評価も気になるし、多分、自己承認のバランスもガッタガタ。

が、この時ばかりは「誰かの評価が怖い、落とされたらどうしよう」なんてつべこべ言っている場合ではなかった。

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40歳からのライターDAYS④~始動2~

40歳からのライターDAYS④~始動2~

演劇に関わる仕事をしたい。

それは間違いない。だが40歳を過ぎた今の自分に一体何ができるだろう?いくら少しの経験があるからといって、今さら出るのも創るのも公演を手伝うのも何か違う。というか、そんな荷の重いことまだまだ無理だ。

なら、書くことは?戯曲ではなく演劇に関して記事を書く仕事。

今でこそ複数の演劇系Webサイトがあり、それぞれが個性を出して運営をしているけれど、2013年前半はまだエン

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