「伝えたいことがうまく伝わらない」と嘆く物書きさん、嘆かなくていいんだよ。
「違う、そういう意味じゃなかったんだ・・・」
「微妙にニュアンスが違うんだよな〜」
文章を書いて公開していると、高確率でこの現象に遭遇します。読み手に自分の真意が伝わらないという現象です。
わたしもつい最近、遭遇しましたが、
ピシャッと気持ちを切り替えられましたので、
その方法をお伝えします。
🍙その文章、誰に伝えたい?
一番最初に整理してほしいことが、
「誰に向けた文章なのか」ということ。
たとえば、先日わたしはこんなnoteを公開しました。
すると、ありがたいことに #ろりラジ というWEBラジオ内で、取り上げていただきました。
ところが、感想の後半でパーソナリティの方に「ここに関してはちょっと違うんだよな〜」といったご意見をいただいたのです。
さあ、
もしもあなたの書いた文章に対して「ちょっと違う」と言われてしまったら、どう思いますか?
ショックですか?
悔しいですか?
悲しいですか?
以前のわたしはめちゃくちゃ凹んでました。
「なにが悪かったんだろう」「もっと違う表現をすればよかった」と、ひとり悶々とした夜を過ごすことも多々。
でも、よく考えてみてください。
わたしはそもそも、
「居場所を求めている人」に対して先ほどのnoteを書いたのであって、パーソナリティさんに向けて文章を書いていないのです。
つまり、パーソナリティさんに伝えたいことが伝わらなくても、「居場所を求めている人」に伝わっていれば、それでOKなんです。
もっと雑に言ってしまうと、
「伝わってほしい人以外の意見は、気にしなくてイイ」んです!
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🍙伝えたい人に伝わらなかったときに思い出してほしい歌
ですが、「伝えたい人に伝わらなかったとき」の場合はどうしたらいいでしょうか。
わたしの大好きな歌のひとつに
「片道きゃっちぼーる」(歌:MOSAIC WAV)という歌があります。
2コマに一度かみあわない
5秒に一度強烈な勘違い
明日もそんなこんなで
少しずつ寄り添っていくよ
人間は自分以外、みんな他人。
わたしには旦那がいますが、たまに話が全然通じないことがあります。それでも嫌いになるわけじゃない。
わたしのお腹には赤ちゃんがいます。わたしの身体の一部からつくられた生命体のはずなのに、生まれたら「わたし」ではない別の生きもの。
「わたし以外」の人間に
「わたし」の全ては伝わらなくて当たり前なんです。
だって「わたし」じゃないんだから。
ふにふに みんな かみあわない
言葉の色が 風に消えるのを
確かめるように 素直に
ズレた世界で今日もおはよう
かみあわない世界で、かみあいたくて言葉を紡ぐ。
だけどやっぱりかみあわないのは当たり前で、
その「かみあわなさ」を面白いと感じたり
愛しいと感じていくのが「他者と生きていく」ということなんだと思います。
つまり「伝えたい人に伝わらなかったとき」は、
「伝わらないのは当たり前なんだ」という大前提を思い出してほしいのです。
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🍙まとめ
・「伝えたいことが伝わらない」ときの解決策
・まず「誰に」伝えたいのか整理しよう
・その上で「伝わらなくて当たり前」という大前提を思い出そう
これでもやっぱり腑におちない、納得できない、落ち込む、という場合は、「文章を書く能力を高める」しかありません!
もしくは「自分のどんな文章でも肯定してくれる人をみつける」。
でもどんな文章でも肯定してくれる人をみつける方法は、なんだか少し寂しい気もします・・・「何のために文章を書いているのか」を見失っているように感じます。(自分の熱狂的なファンをつくるためだったら適切なのかもしれませんが。)
なんにせよ、
「伝えたいことがうまく伝わらない」と嘆く物書きさん、嘆かなくていいんだよ。
と、わたしは、伝わらなくても伝えたいのでした。
まき子🍙またにてぃ(@makicome1986)