見出し画像

私の感覚を目覚めさせてくれた婚外体験

この文章を読んでいる方の中には、「婚外体験」という言葉にさまざまな感情を抱く方がいるかもしれません。興味、本音、葛藤、あるいは嫌悪感。それでも私がこれを書きたい理由は、同じような思いを抱えながらも、自分の人生を変えたいと願っている誰かの背中を押したいからです。

これは、性に対して自信がなかった私が、自分を見つめ直し、夫婦関係や人生そのものに新しい彩りを加えた経験の記録です。


性に対して自信がなかった私

私は長い間、性に対して自信がありませんでした。それは、自分の身体へのコンプレックスが原因だったと思います。
小さい頃から「脚が太いね」とか、「もう少し痩せたらもっと可愛いのに」と言われた経験が積み重なり、成長するにつれて、私は自分の身体が他人より劣っていると思い込むようになりました。

結婚してからもその意識は変わりませんでした。夫と肌を重ねるたびに、「私の身体は魅力がないのではないか」「夫を満足させられていないのではないか」と不安になりました。自分の身体が恥ずかしくて、薄暗い部屋でしか触れ合うことができず、私はいつも受け身で、自分が感じることを許せませんでした。

「気持ちよくなるなんて図々しい」という思いがどこかにありました。そして、それが夫婦間の距離を少しずつ広げていったのです。


婚外体験を通じて何が変化したのか

そんな私が、婚外体験という形で人生を変えるきっかけを得ました。友人に誘われて参加したイベントで、一人の男性と出会ったのです。その男性は、私の話をとても丁寧に聞いてくれ、自分の悩みや不安を打ち明けるうちに、私は「この人には正直になれる」と感じました。

ある日、彼との時間の中で「自分が気持ちよくなることを大切にしていい」という言葉を聞きました。その瞬間、自分の中で何かが解けるような気がしました。私は初めて、自分が「感じること」「楽しむこと」を許してもいいのだと思えたのです。


自分を開くことで得た気づき

彼との時間は、まるで新しい自分に出会う旅のようでした。その日は穏やかな午後で、窓から差し込む柔らかな光が部屋全体を包み込んでいました。彼がそっと私の手を取り、「今日はあなたがどう感じるかだけを考えてみて」と微笑んだとき、不思議な安心感が胸に広がりました。

彼は焦ることなく、まるで宝物を扱うように私の身体に触れました。その手の動きは、どこか言葉にならない優しさと情熱を持っていて、私は初めて「触れられること」を心から楽しむことができました。肌に触れる指先の温度、耳元に触れる彼の息遣い。すべてが私の感覚を目覚めさせていくようでした。


私が感じることで相手も満たされる

私が自分の感覚に身をゆだねると、彼もまた同じようにその瞬間を楽しんでいるのがわかりました。私が小さく声を漏らすたびに、彼の目が少し輝きを増すようでした。彼が満たされているのは、私が感じているからだと気づいたとき、私は「気持ちよくなることが自己中心的なことではない」と心から思えました。

指先で感じる繊細な刺激や、肌と肌が触れ合う温かさ、深い呼吸のリズム。それらが重なり合い、私たちはまるで一つの音楽を奏でているようでした。この体験を通じて、性はただの行為ではなく、相手と心からつながるためのコミュニケーションであることを強く感じました。


体験が教えてくれた新しい自己

そのとき感じたのは、「私の身体は私だけのものではない」という感覚でした。自分の身体がただの外見やコンプレックスではなく、私自身と相手を深く結びつける「架け橋」のように思えたのです。

それは、初めて自分の身体と感覚を「愛おしい」と思えた瞬間でした。そして、私が自分を開き、感じることを楽しむことで、相手もまた心から満たされていることが、私たちの間に深い信頼感を生み出しました。この信頼感は、日常の中では決して得られない特別なものでした。


婚外体験を通じて変わった私

この体験を通じて私は、「自分を受け入れること」の大切さを学びました。そしてそれは、夫に対しても柔らかい気持ちで向き合える力をくれたのです。私が変わることで、夫との間にも新しい対話が生まれ、夫婦の絆が深まるきっかけとなりました。

婚外体験だけが気づくきっかけではないとは思います。ただ変えられない結婚生活の中で苦しんでいるあなたにとって、このような選択が、自分自身と向き合い、人生をより豊かにするための手段になり得ることを伝えたいです。


最後に

この記事を読んでいるあなたが、もし性や夫婦関係、自分自身に対して迷いや不安を抱えているなら、まずは自分の心の声に耳を傾けてみてください。そして、どんな選択をするにせよ、自分を大切にすることを忘れないでください。

私の経験が、あなたが一歩を踏み出す勇気となりますように。

いいなと思ったら応援しよう!