分析のはなし
#note100本ノック
Day 63
「質的研究」を勉強中です。
来週末に勉強会があり、今回の課題はこちらの本の7-9章。
太田裕子(2019『はじめて「質的研究」を「書く」あなたへー研究計画から論文作成までー』.東京図書
この本については何度もnoteに取り上げているけれど、本当に素晴らしい。読み進めるほどにそう思う。修士課程に在学しているときに出会いたかった!
今回の勉強会の範囲は、「研究方法」「研究倫理など」「分析方法」。
研究方法、分析方法
と、書いてあったので、自分の興味を持っている研究手法を思い浮かべた。
いや、ノービスすぎて、まだほとんど知らないだけ。M-GTAは、この勉強会で半年くらいかけて1冊本を読んだ。そのとき取り組んでいた研究に照らし合わせて理解しようとしたので、心に残っている、というだけかもしれないが。
M-GTA
っていうか、M-GTAって端的にいうとどんな研究手法だっけ…ってなったので、この本を引っ張り出してきてまた読む。
木下康仁(2007)『ライブ講義M-GTA実践的質的研究法 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチのすべて』.弘文堂
こうやって、読書の時間は倍に倍になっていってしまう…。えーと、あった。M-GTAのおける分析の考え方。
うんうん、これだ。
うん、分析とはデータの意味解釈。
考えすぎ
これまでのわたしって、ものごとについて「何でこうなるんだ」とか「どんな意図があるんだ」とかを、だいぶ無駄に考えすぎながら生きてきたひとなんだけど、
この質的研究という解釈の学問に出会ったときにこれだ〜!って思ったんだよね!
これまでは、何ごとも考えすぎてしまう自分に手を焼いていた。これまでに言われた友達からのことばたちよ…。
いやいや、みんなは気にならないの?この広告の意図、とかさあ…。
いやいや、みんなは気にならないんかー。どうしてこうなったの?何となく…のその奥にあることとかさ!
うん。
みんなは気にならないみたい。自分だけがたぶんおかしい…。
しかし、大学院で初めて出会う。まさかのわたしみたいに考えすぎくらいでよさそうなフィールド。
それが質的研究。
そうか、わたしの探究心は「研究」というフィールドに持ってくればよかったのか、と笑
と気づいたときにはすでに四十路だったけど、そんなわけで大学院を修了してからも、ずーっと質的研究が気になっています。
第40回
思えば2年ほど前、M2だった頃にどうしても質的研究が勉強したくて、(でも院に質的研究の英語教育についての授業がなかった、選択科目にすらないってひどい)先生に頼み込んで始まった勉強会。
毎年新たな院生さんが加わって、そして修了していかれるなか、最近は博士課程の学生さんもちらほら。ディスカッションのレベルもグンと上がってる気がします。
勉強会は次回でなんと、第40回なんですって!
皆勤賞とはいかないけれど、ほぼ毎回出席中。まだまだ、歩みを止めたくないな。