ダイバーシティの世界で生きる子どもたちへ
医学・教育学・心理学の横断的研究を目的に行われている、
乳幼児療育カンファレンス2023。
ダイバーシティの世界で生きる子どもたちへ
吉藤オリィさんの基調講演
「多様な世界で生きるとは」と、
オリィさんや乙武さんが登壇した
パネルディスカッションを
ウェビナーで視聴した。
乙武さんのことば:
選択肢がたくさんある状況が、ダイバーシティ。
「選べる選択肢を作っていくことが、
多様性のある社会をつくる」という乙武さんのことば。
わたしにできることは
小さな小さなことだけれど、
担当する大学の授業で
選択肢をつくること、を意識している。
例えば、レポートやプレゼンテーションといった場面で、
「効率よく心地よく
自分のメッセージを伝えられる方法でどうぞ。」
と、選択肢を持たせてみた。
伝えたい方法や伝えやすい方法は、
それぞれ違う、との考えからだ。
スピーチをしてもいいし、
動画で発表してもいい。
なんなら動画は、
あなたが「話す」ことを強要もしない。
動画が文字や音楽で
語ってもいい。
どんな方法で
学生がレポートやプレゼンをしてくれるのか、
今から楽しみ。
オリィさんのことば:
多様性が叫ばれるけど、同時に多様性は失われている
「こういうものがあってもいいよね、
が多様性」
わたしの授業はまさに、
こういうものがあってもいいよね、
に当たるような、おそらく斬新な形である。
それがよいのか悪いのか、
正解があるとするならば、
学生の学びに変化があるかどうか、であろう。
既存のテストの点数を上げるための
授業はしていないが、
学生の学びに変化は起きていると感じる。
変化が起きた学生が、
既存のテストに変化があるような行動をするかどうかは、
彼ら次第、であろう。
他のひとと同じことをさせること、が、
教育の目的ではないと思うのだけれど、
他のひとと違う、というだけで
門前払いは悲しいと思う。
「こういうものがあってもいいよね、
が多様性」
新しい未来は、
こういうことからしか生まれないのでは。
ただし、それが多様性の定義であったとしても、
それを受け止めてもらえるかはわからない。
特に、日本では。
などなど、
いろいろなメッセージを受け取り、
自分を省みる知見を得たカンファレンスでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?