感性に新たな示唆
劇団四季のミュージカルCATSが好きだ。
特に数えてはいないけれど、
観劇はもう50回以上になるだろう。
CATSは、好き嫌いが分かれるミュージカル。
息子や母親、数々の友人を連れて観劇してきたが、
「何の話なのかさっぱり」という感想を持たれることも多い。
私にはお気に入りのいくつかのシーンや、
お気に入りの何匹かのネコ🐈⬛たちがいるが、
それとは別に毎回、
自分の印象に残るシーンが変わる。
もちろん演じている俳優さんが代わることで
印象が変わるということもあるが、
それ以上に、そのときの自分のあり方というか、
ものの見方、置かれている環境などにより、
目の前で起きていく場面やネコ🐈⬛のふるまいに対する
自分の見方や解釈が変わっていくのだと思う。
つまり、私はCATSを観ながら、
自分の人生や、自分の周りにいる人たちについて、
客観的に見つめ直し、
そのときの自分の感性で
解釈をしている。
そのときの自分の感性に
新たな示唆を与えてくれる、
それが、自分にとっての
CATS観劇の醍醐味なのだと思う。
この日、印象にのこったネコ🐈⬛
ちなみにこの日、
印象に残ったのはミストフェリーズと、
グリドルボーン、そしてマキャヴィティであった。
それぞれのネコ🐈⬛からイメージされた実在の人物に想いを馳せ、
その人のふるまいの奥にある意図を、
これまでとは異なる視点で考えてみたりした。
実在の人物が好意的でない理由などにも
思い当たり、
などと、自分の持つ尺度にも
改めて気づいたりもした。
グリドルボーンは、とてもかわいらしいネコ🐈⬛で人気もあるが、
私は好きじゃない。
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