私のこと②体の緊張?!アーユルヴェーダやバジャンとの出会い。
ヨガクラスの終わりには、必ず仰向けでお休みをするポーズがあります。これがヨガの醍醐味、"シャヴァアーサナ"なのですが、最初は、全身から力を抜くということが全然わかりませんでした。知らず知らずのうちに、いつも肩に力が入ったままの状態でした。
当初、スポーツクラブで通っていたヨガのクラスでは、シャヴァアーサナの時に先生が順番に力が抜けるように、肩を上から押して水平に床につくようにアジャストしてくれていたのですが、それがなんとも気持ちよくて、どんどんヨガにハマっていきました。SFの大学を卒業して、日本でアルバイトをしていた頃のこと。(2005年あたり)
また、家から徒歩距離の古民家で、チャマ先生によるアシュタンガヨガクラスがあるからと参加してみたりもしました。
アシュタンガヨガは、最初にマントラをみんなで唱えて、その後先生のカウントで、ウジャイの呼吸音しながら無心に決められた順番のポーズをとっていくものです。
朝練もあって渋谷のスタジオに通っていたこともあったな。
その後、表参道にあるカナダ人が経営するヨガジャヤで働くようになり、アシュタンガヨガだけでなく、ハタヨガやリストラティブヨガ、アイアンガーヨガなどいろんな種類のヨガを経験することができました。そのなかでも、今やアーユルヴェーダを教えていらっしゃるHikaru先生のシヴァナンダヨガが好きだったな。
ポーズとポーズの間にシャヴァアーサナが入るのがとても心地よかったのです。
そして、マントラを歌うことを知るようになったのが、丁度この頃だったと思います。シヴァナンダヨガでは、クラスの初めにマントラに節をつけて歌っていて、クラスの間もマントラソングの音楽がよくかかっていました。それが、わたしがバジャンやキールタンを知った最初です。
バジャンやキールタンは、コール&リスポンス型のマントラソングです。リードの人が、ハーモニウムをいう鍵盤楽器を弾きながらワンフレーズ歌って、そのまま聴衆が繰り返して歌っていくというものです。
たまたま、アメリカでグラミー賞にノミネートされたキールタンシンガー、クリシュナ・ダスが日本に来日して、横浜のスタジオでコンサートをするというので、早速参加しました。
実際に一緒に歌ってみると、なんとも言えない一体感と幸福感を感じて、もしや私がやりたいのはこれなのでは?と思ったのでした。
その頃、ヨガスタジオの先生が南インドでヨガとアーユルヴェーダのリトリートをするので参加しないかと誘われて、初インドに行きました。
Raja Islandという、南インドにあるアーユルヴェーダのリゾートでの本格的なアーユルヴェーダトリートメントの体験は、感動ものでした。
毎日アビヤンガという全身オイルマッサージをして、美味しく綺麗に盛り付けられた食事と毎朝ヨガ後の生フルーツジュース、ハーブ薬の処方や小腸をきれいにしていくヴィレーチャナと言う浄化療法をしたり、ハーブのフェイスマスクをしたり、泥パックをしたり。
そして何より最後に受けた、額にオイルを垂らしていくシロダーラが印象的でした。
今まで感じたことのない、体の奥からの深いリラックス感と静けさ。自分がいかに緊張状態だったのかということを思い知らされました。そして、この素晴らしい体験させてくれたアーユルヴェーダを学ぼうと決意するのでした。
続く。