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私の仕事”訪問看護”という扉
私は医療系の総合大学”北里大学”を卒業後、系列の大学病院の心臓血管センターに就職。
そこで医療や看護の基礎を叩き込まれ、結婚を機に退職。
結婚後は、母校の看護学部で学生の技術指導や実習指導を担当し後世の育成に携わり、数十人の学生を社会に送り出した。
出産後はクリニックで外来業務をしていたけれど、
なんだかいつも ”やった感の無い日々” を感じていた。
病棟に居たときは、看護師が患者さんの一番近くにいる自信があった
学生を育てている時も、学生の学びに伴走している実感があった
けどクリニックでの外来業務にしっくり来ることができず、力を弄ばせていた。もちろん、いつも全力だった。
けど、何か違った。
夫の病気をきっかけに、自分の仕事をみつめ直した私。
本当に自分がしたい事は何なんだろう
看護師として、保健師としてこのままでいいのだろうか
その時に私の心を後押ししてくれたのは、入院していた時に夫が私に言った言葉だった
「家に帰りたい」「もう病院に居たくない」
夫のその言葉を叶えるために私は家での看病に奮闘した。
けど、一般の人はなかなかできる事じゃない。
なぜならそれには”医療行為”が伴うから。
創部の消毒、食事の調整、痛み止めの管理・・・
夫自身が医師である事も大きかったけれど
一般的には、自宅療養で医療処置が必要な場合”訪問看護師”が介入し在宅での療養を支援していくことが多い。
もちろん、どんなケースでも訪問看護が入れるわけでは無いけれど
看護師が訪問することで、ご本人にもご家族にも安心安全を提供することができる。
在宅で療養する方のお手伝いがしたい
夫の闘病を支える日々で
地獄を見た私だからできることがある
分かり合える気持ちがある
その思いをカタチにするために
私はクリニックを退職し、訪問看護ステーションの扉を叩いた
一年前には想像もしていなかった日々
けど、激しく充実の日々
そんな日々を少しづつお伝えしていきたい
そう思う日々
お読みいただきありがとうございました。