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望んだとおりのキャリアがいい?
自分がやりたいことがやれたら、嬉しいと思う。やりがいもってできるだろうと思うし、満足度充実度も高くなるだろう。
なので、こうなりたい!っていうのがあるなら、それを目指してそのとおりに進めたらいいとは思うのだけど。
で、それは、自分でキャリアを考えてそのとおりに実現できたっていう、よいモデルのようにも思うのだけど。
それが「いいキャリア」なのかどうかはわからない。
もちろん、本人が満足しているのはその人にとっていいキャリアだと言えると思うんだけど。
望みどおりにいかなかったのが、よくないキャリアになるのか?っていうとそうではない。
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スムーズに望みどおりにとんとんといくのが嬉しくていいことって見えるだろうとは思う。
でも、望みどおりに進めず、想定外のことをするからこそのよさもある。
想定内ってことは自分が知ってる、予想できる範囲だっていうことで。
そうじゃないところにあるおもしろいことに出会えるかもしれないじゃない?新しい何かが自分にとっていいことかもしれないし。
知らなかっただけで、やってみたらおもしろいことだってある。
苦手だと思ったり興味がなかったりしても、やってみたら合っていることもある。
やってみたらほかに興味が広がったりつながったりすることもある。
これまでやってきていないことをすることで、引き出される強みだってある。
興味ないと思ってた分野を得るからこそ、強みとなり武器となる可能性もある。
そんなの望んでないかもしれないけど、可能性が広がるのはいいことだと思う。
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そしてもし、最初から望むとおりにいかずに、寄り道のようにも思えたりする別のことを経験してから望むとおりに進めた場合。
寄り道した分スキルが足りないように感じたり、あれこれやってきて専門性に欠けるように感じたりするかもしれないけど、違うことをやってきた経験は強みにしていくこともできる。
「コネクティング・ザ・ドッツ」というけども、経験してきた点と点は離れている方が強い武器になる。
また、望むとおりに進めるレールにするっと乗れるよりも、自分の手でレールに乗った、乗れるようにした経験も、自信になったりするし、そこまでのプロセスで培える力だってある。
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望むとおりにうまく進めるのは嬉しいことだけど、そうじゃなくてもいいことはたくさんあって。
だから、望むとおりにいかないのはよくないとか、描いたとおりに進めるようにしなければとか、そんな風に思わなくていいと思う。
望むとおりにいかなくてがっかりしすぎなくていいと思う。
望んでいたことが、思ったのと違ったってことだってありうるのだし。
結局、進んだ道を自分が満足できるいいと思えるものにできるかどうかは、自分次第なんだよね。
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