![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109202553/rectangle_large_type_2_fdc95486d771c4dfe451b79da7c5cea4.png?width=1200)
頭の中をつかみにいくとき。
頭の中にふわんと浮かんだものを、そのまま表せたら、そのまま伝えられたらいいのになぁと思うことがある。
言葉にしたり、イメージにしたりすると、少し違うものになってしまう。
頭の中そのままは表しきれていないと思う。
イメージで浮かんだときはイメージに落とせば近いかもしれないけど、それでも頭の中とはちょっと違うんだよな。
言語化とかイメージ化のスキルの問題かもしれないけど、それだけではない気がする。
やっぱりテキストや平面には落としきれない(3D 4Dにしてもきっとちょっと違うのだろう)感覚的なところ空気的なところみたいなものがあるからではないかと思う。
*
言葉やイメージとして浮かんだときでも、それを書きとめたり描きおこしたりするときには、最初に浮かんだものとは違ってしまうように思う。
浮かんできたタイミングですぐにメモしたりできないことも多いし、浮かんでくるスピードに、アウトプットするスピードが追いつかなくてそのままうつせない。
別に、最初に浮かんだものと、それを思い出して出てきたものと、そんなに大きくは違っていないと思うけど。
それでも、今浮かんだものを今形にするのと、思い出して形にしていくのと、違うのだと思う。
あまり最初に構成考えたり計算したりしないで書きながら&描きながら変えていったりもするから、余計にそう感じるのかもしれないけども。
*
ふわんと浮かんだ、言葉にもイメージにもなっていないものを、言葉にしようとするときが、1番「なんか違うもの」になってしまう気がする。
言葉になっていないものを無理矢理近そうな言葉にしていこうとするからだと思うけど。
言葉を探す時点で、浮かんだものを思考的に処理しはじめて別のものになっているように思う。
近くはあるけど、同じではないもの。
*
でもだからこそ、なんか浮かんでる、言葉にできないそのはじっこをつかまえて、絵や図にしたりするのは楽しいとも思う。
描きおこしていくとき、何か浮かんだり、見たり聞いたりしたときの、その感覚を思い出して、その感覚に少しでも戻って、そのときの感じを持ってこようとしている気がする。
その、少しでも戻れた感じになれるのも楽しいのかも。
出てきた言葉とかイメージを思い出すのと、感覚を思い出してイメージするのと、似てるけど違って、感覚に戻れたときが、描き出してしっくりくるときだなと思う。
そういう、できるだけリアルに今に近い感覚で描くのが好きで、そうやって描けるのが増やせたらいいな。
*
ライティング・ライフ・プロジェクト2023年7月期募集準備中です。
お問い合わせなどはこちらからどうぞ。