がんばりたい人ががんばれるのがいい。
無理しすぎない、誰かに負荷かかりすぎないというのは、続けていくために必要だと思うし、健全であるためにも大事だと思う。
一方で、がんばりたい人ががんばれない、無理してでもやりたいことができない、というのも不健全だなと思う。
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最近ときどき聞くのが、やってみたいことがあるけど時間がなくてできない、という話。
業務以外で興味あることがあるから、社内副業でチャレンジしたいけど、業務で時間いっぱいになってるからできないとか。
キャリアアップやスキルアップのために何か新しくやりたいけど、業務以外の時間が取りにくいとか。
残業規制があるから時間をつくりにくいというのが時間ない理由として多いけど、上司が業務じゃないことに時間使うのいい顔しないからって理由も聞く。
もちろん、そんなの気にせず時間取る人も、なんとかやりくりして時間つくる人も、時間外でいろいろやってる人もいるのだけど。
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これまでやってきたことで印象に残っていることなどをお聞きしていると、50代60代の方から、
「若い頃の、毎日のように日付変わるまで、ときには朝まで仕事して大きなプロジェクトやり遂げたよ」
「きつかったけどすごく充実感あって今でも1番の思い出」
というような話も聞く。
「今では規制あるからそんな働き方はだめだろうけどさ」
「ほんと大変だったしおすすめはしないけど」
などと言いつつ、楽しそうに語られる。
えー!大変!と聞きつつ、でもちょっとうらやましそうな若い方もいる。
そこまでではなくても、もっとやりたいときもあるのに、と。
体壊すほどとか生活に支障が出るほどとかはともかく、そうでなければ、限界までやってみる経験とか、それを乗り越える経験っていうのも結構いいと思うんだよな。
特に乗り越えたり達成できたりしたときの感覚って、そんなに苦労せずに達成したときとかと全然違うし、なかなかほかで得られないと思う。
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がんばりたいチャレンジしたいなら問題なくやれる、というようにできたらいいなと思う。
せっかくやる気があるのにできないというのはもったいない。
ほんとにやる気があるなら、できないとか言わないでやるんじゃない?というのも真理だとは思うけど、そこまでではないとやれないというのでは、力を生かせないことの方が多いのではないかと思う。
めちゃくちゃやる気があり、気になることあってもものともとしない、くらいでないといけないというのはハードル高くない?
ちょっとやってみたいな、ちょっと背伸びしてみたいな、くらいの人も、思うようにがんばってみれる環境にしていけたらいいなと思う。