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残業を減らすことと健康と生産性。

組織の健全性についての話をしていたときに、残業の多さなど仕事の負荷と健康の話が出た。

残業が多いとストレス度が高く、体調やメンタルへの影響は大きいし、それは生産性の低下にもつながる。
残業規制するなど、会社側が強制的に残業させなくする効果があるのかどうか。

効果については業界や業種などの差がありそうという話だが、たとえば運送業では明らかに効果があったそうだ。
つかれが事故に直結する業務だと効果もわかりやすそうだし、リスク管理的にも重要そう。

そういう大きいリスクにつながる話だけでなくて、時間を短くするしかなくなったら、その中でなんとかしようと工夫しはじめるのだろうとも思う。
長時間でつかれながら非効率に作業していたのが、少し時間を短くしてつかれが少なく効率があがれば、実質できる内容は同じってことかもしれない。


制度や環境などで、いったん強制的に残業できなくしたら、実は残業そんなにしなくても仕事まわるじゃん、ってなったりするのはわかる。
ほんとに時間が減ってもなんとかしないといけないならなんとかしようとするだろうから。

でも、残業しないようにって徹底しすぎると、こっそり残業する人とかも出てくる。
その方が、見えていた残業時間が見えなくなるってことで不健全なのではないかとも思う。
こっそりする人がよくないのだけど、でもこっそり残業してしまう状態をつくってること自体が問題だとも思う。

決めた時間で終わらない業務量なのであればそもそもそれが問題なのかもしれないし、単にバランス悪く誰かに負荷がかかる状態なのかもしれない。
こっそり残業してしまうとか、それを見逃すのが慣習的になってるみたいな、組織風土の問題かもしれないし。
本気でこっそりさせないのであれば、一定の時間外または始業終業のチェックした時間外には、入館できないようにするとかPC使えないようにするとか、対処できたりもするだろうし。

時間を限定するだけでは根本的に解決しない。
残業を減らすことについて、運送業みたいに相関性や効果わかりやすいと進めやすいけど、わかりにくいとどの程度どんな風にやるべきかが難しいのかもしれないとも思う。

だけど、健康でいる方がパフォーマンスあがるのは絶対そうだと思うんだけど。
(そんなのあたりまえなのにできないのが、やっぱり難しいってことかもしれない。)

そんなことを考えていたら、そもそもこっそり残業できてしまうような業種は、今後ジョブ型になっていくのではないかという話も出ていた。
それはそのとおりな気がする。まだまだ時間がかかりそうだけど。
ジョブ型になったらそれはそれで、生産性のための健康管理が個人の問題なのかどうかとか、また別の難しさがありそうだとも思う。

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