おもしろくて好きすぎるパッケージ〜特装版「PACKAGING―機能と笑い」〜
「PACKAGING―機能と笑い」の展示、すごくよかったし、機能も笑いもどっちも好きだった。
好きなのはいろいろあるけど、1番好きだったのは?1番印象に残ったのは?と聞かれたら、迷わずに一択だ。
図録のパッケージ。
というか、この展示そのもののパッケージなんじゃないかと思う。図録自体が。
その場でなくても本屋さんとか郵送で後で買えるなら、後で買うつもりだったんだけど、その場で買ったらパッケージと同じ紙袋に入れてくれるというから、ついその場で買った。
*
図録自体は、見た目はただほんとにシンプルなデザインの、展示のビジュアルそのまま、って感じなんだけど。
そういうのが単に好みだなってだけなんだけど、それだけでなくて、特装版があったの!!
それが、もう、好みというか、なんだこれは!って感じの好きさだった。
*
特装版ってなんなんだろう?と見ていたら、説明してくれた。
通常版の開いた状態の上に、表紙になるこの1枚の紙がはってある状態。
で、それを、見る人が真ん中でびりびりやぶいて開けて、中を見るのだそうだ。
その1枚の紙を貼るのは手作業なので、つくるのが大変で価格も高くなるそうだ。
(通常版4400円に対して、特装版25000円。)
というのを聞いて、何そればかみたいな仕様!!って(めちゃくちゃいい意味で)思って、そんなの思いつくのもつくっちゃうのもすごいと思って、めっちゃ好き!!って思った。
パッケージをびりびりやぶいて開けて中を見る、って、包装紙とか袋ならよくやることだ。
それを本でやる発想がおもしろい。
本、普通はぱたんと開くだけだもんね。ときどき、ケースから出すとか、かけてあるビニールとるとかもあるけど。
てか、本自体を、表紙をやぶっちゃうってことで、それは新鮮だしおもしろいけど、一回やぶったら終わっちゃうじゃん?
中身見るにはやぶるしかないから、絶対やぶるじゃん?
この、1枚の表紙でくっついてるままのもほしいよね?
てことはこれ2冊必要じゃん!!
って思って、めっちゃ贅沢な仕様だなぁと思った。
(別に2冊買わなくてもいいんだけど、これ買いたいくらい好きなら絶対2冊必要だよね?)
結局悩んだ末に特装版は諦めたんだけど(でもちょっと本気で悩んだ!絶対おもしろいじゃん!!)ほんとこのパッケージがインパクトも強かったしめっちゃ好き。
*
パッケージの展示なだけあって、展示のしかたもおもしろかったし、図録のパッケージも凝ってるし、そんな風に全部でパッケージのすばらしさを語ってる感も好きだなぁと思った。
ほんと好きな展示だった!!
そしてこんなおもしろい図録をさくっと2個買いできるようになりたい。
*
ライティング・ライフ・プロジェクト2024年1月期募集中です。
お問い合わせなどはこちらからどうぞ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?