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ほんとに絵本が好きなんだっけ?

絵本が好きだ、というのは絶対確かにそうだと思うのだけど、なんで好きなんだっけ?と考えてみたら、絵本そのものを好きではない気もしてくる。

小さい頃はほんとに好きだったなと思うし、その世界にどっぷりはまれたのだけど。

今は頭で「絵本が好き」と判断している気分にもなり、ちょっとそれはさみしくもある。

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大人になってからもずっと絵本が好きで、本が増えて処分することにしても絵本だけは捨てられない。

実家にあるもので何か持ってくるとしたら、お気に入りだった絵本何冊かといつ読んでも好きな児童書のセットがまず最初だなと思っているくらい、好きなのは好き。

でも好きなんだけど、読むことはほぼなくて。
「小さいころ好きだったから」「好きだったしもう売ってないかもしれない」って、せっかくだからという気持ちも大きい気がする。
「絵が好きだから」「こんな雰囲気の絵が描きたい」っていうのもある気がする。

好きなはずだけど、ほんとに好きかな?って自分でもわからなくなる。

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絵本を見るのが好きで、今でもときどき絵本を見に行く。
ほしいのがあれば買う。

だけどやっぱりあまり読まなくて、飾っているとか、ざっと眺めるだけというのが多い。
ほしくて買っているけど、絵本として読んでいない。

絵が好き。色が好き。フォントが好き。
絵とフォントの雰囲気があっているのが好き。
そういう意味で好きなのは洋書の絵本。翻訳すると文字だけ違和感あるから。
絵と色とフォントがメインで、ぱっと見で好き、中身ぱらぱらめくって好き、というのがまず大事。

その上で、内容も好きそうかな?というのを見る。
洋書の絵本だとちゃんと読まなくて、絵と一部の文字で判断するくらいだけど。
日本語のは、いくらかわいくても、教育系というか、しつけ絵本とか何か教えたいみたいなのは好きでないのでさける。
(となると結構選択肢多くなかったり、いかにも小さい子向け絵本って雰囲気の絵のしかなかったりする。昔からある絵本の方が好きなのが多い。)

だから、ほぼジャケ買いだし見た目と雰囲気重視で、絵本としてお話を楽しんだりしていない。
なのに、絵本好きって言っていいのかな?と思ってしまったりする。

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絵本、ほんとに好きなんだけどね。
ちゃんと絵本としてお話楽しまないといけないってわけでもないのだけど。

でもなんか不純な気がするなぁと思いつつ、でも絵本が好きって話すんだな。

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