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やりたいことってなんだろうね?

「10年後どうしていたい?」
「自分は何をしたい?」

というようなことを考える機会がある。

「何をして暮らしていたいか(=仕事)」については、聞かれる時期や場で多少答えが変わるのだけど、「やりたいこと」としていつも思い浮かべるのが「絵本をつくりたい」ということ。それと、「絵を描きたい」「文章を書きたい」ということ。

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絵を描きたい。
自由に、好きなように、思いついたのを。
いいなと思った風景を、残しておきたいものを。
水彩とか色鉛筆とかパステルとか、その画材ならではの雰囲気のものを。

それと同時に、絵を描ける技術がほしいとも思うし、これまで描いていない感じの絵を描いてみたいとも思う。
水彩とか色鉛筆とかパステルもだけど、油絵とか日本画っぽい雰囲気のものも憧れる。
デジタルだからできる描き方も憧れる。

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文章を書きたい。
ものがたりを書きたい。絵本や本の中に世界をつくれることが憧れ。
エッセイみたいな、ちょっとしたできごとを、その場の情景が浮かぶような文章にできるのも憧れ。

役に立つことが書いてあるというより、その文章が好き、その文章で感じる世界が好き、というような文章が書きたい。
文章が好きで読まれるような文章を書きたい。

でもそれとは別に、いいものをいいと伝えたいというような欲はあり、そういうのも書いていたいとも思う。

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やりたいことがたくさんある。
のだけど、ほんとにやりたいことがたくさんあるのかな?とも思う。

やりたいと思うのだけど、それはほんとのほんとにやりたいことだろうか。
やれることの中でやりたいことを選んでいるだけではないか。
やりたくないことがあるから、今目の前でできそうなことや憧れていることをやりたいと思っているのではないだろうか。
やりたいと言いつつ時間をつくれていないってことは、たいしてやりたいわけではないのではないか。

そのときどきのやりたいことというのは、感情に流されてるもので、衝動的なもので、ほんとのほんとにやりたいことというのは違うのではないか。
未来のために、ほんとのほんとにやりたいと自分が思っていることのために、計画的にやるのがいいことなのではないか。

逆に、計画的にというのは、頭で考える「やりたい」であって、そのときどきで夢中になってしまうことのほうが、感情や衝動に流されるくらいの方が、ほんとにやりたいというのではないだろうか。
そのときどきの「ほんとのやりたい」の積み重ねが、ほんとにやりたいことに向かっていくのではないか。

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そんなことを思いつつ、でもどれもそうだとも思うし、どれも言い訳でもあると思う。
今やりたいことも、大きな流れとしてやりたいことも、どっちもできるようにするのがいいと思うしそうしたい。
それをやれるかやりきれるか、自分の管理の問題。



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