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「アドバイスしないと!」って思ってない?

マネージャーの方で、部下に相談されたらちゃんとアドバイスしないと!って思ってしまって困っている人が多いように思う。

「よいアドバイスができているか不安になる」という話もよく聞くし。

もともと担当していた業務とは違うところのマネージャーになった方や、しばらく現場から離れてたりした方が、「この業務はよく知らないから/今の業務についてはよくわかってないから、アドバイスができない」と困ってしまうという話も聞くし。

シニアの方やシニア近い方など、年上の部下に対しては自分が経験してないからアドバイスできない、って言う話もよく聞く。

キャリアの相談なら、答えを示さなくてもいいけど(それぞれが考えるべきと聞くし、答えを言うのでなく考えさせるようにと言われるから、と)、業務相談は何か答えないとって言っていた方もいた。

マネージャーが、相談されたことにすべて答えを持ってないといけないのか?
それだったら、自分の組織の中のことはすべて知ってないといけなくなってしまう。
そんなことないよね?

そもそも、支援の本質って、
・自分でできるようになること
・自分の問題を自分で解決していけるようになること
だと思う。
そういう風に自分で考えて試していける力をつけていくこと。

そう考えたときに、アドバイスすること自体がいいのかどうかもわからない。

もちろん、なんらかのヒントや問いかけがあって、考えやすくなるだろうし。
まったくできないところから、考えさせて自分でやってみさせるのは無理がある。

だけど、相手の知識経験などを見つつ、アドバイスしないで自分で考えてもらうというのが、よい支援である場合も多い。
それは、キャリアだけでなくて業務の相談でも同じこと。

マネージャーが知ってる範囲で答えを出すよりも、今その業務に関わっていて1番知っているはずの本人の方が、そのときのよい答えを見つけられることもあるよね?

相談者も、自分で考えられない、答えを決めれないというときでも、調べたり確認したりするのはマネージャーじゃなくていい。
マネージャーがわからないなら、一緒に調べたり考えたりしよう、っていうので問題ないし、マネージャー自身が何か意見を持っていても、あえて答えなくてもいいとも思う。

なんでも要望に応えるのでなく自分で試行錯誤する方が、本人の成長にはつながったりする。
アドバイスした方が喜ばれたりはするけど、喜ばれるよりも、本人のための支援かどうかで支援の仕方を考えられるといいよね。

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