気に入ったものに向かう力。

何かすごく気に入るものがあると、私はそれを手に入れるためにすごい瞬発力を発揮してしまう。

といってもそんなにたいそうな話ではないのだけど。
どうしてもそれがないと困るというわけでもないのに、諦め悪くいろいろ手を尽くしてしまうというだけ。

ちょっとしたものなのに、どうしてもそれを！と躍起になってしまう。
ちょっとしたものだから、手に入れられると思うから、余計にそうなるのかもしれない。

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ほんとにこういうときにすごい勢いで動くよなぁと、自分のことながら苦笑いしてしまう。
いろいろやってみて無理なら諦めようとは思うけど、まず試してみなければ！と思う。

最近では、つい先日お気に入りのマスクをなくしたとき。
知人に頼んでつくってもらった、ガーゼの生地で肌あたりやわらかくて比較的息もしやすくて、耳のところも痛くならない、つけ心地よいやつで、色違いリピートしたくらい気に入っている。
特に濃いめの紫色のが好きで（自分のテーマカラーだし似合うと言われるし）ヘビロテしていた。
のだけど、その紫色のをなくした。

なくしたとしたら、いったんマスク外してかばんに入れたときかそのあとかばんからスマホ出したときかなと思って、帰り道探してみたけどなかった。
ほかにもマスク持ってるし、そもそも先日色違い買ったばかりだし、なくなっても困らないのだけど、つくってくれた方に連絡して、事情伝えて同じ生地か似た色でとまたお願いした。
なくしてしまったと伝えるのも丁寧に扱ってないようで失礼だなぁと思いつつ、同じの（もしくは似たようなの）手に入れる方が私には大事だったので。
同じ生地残ってそうなので探していただけることになり、そんなに気に入ってくれたと喜んでもいただき、一安心。

さらにちょっと前には、絵本を買いたかったとき。
たまたま、銀座通ったときにプーさん95周年展示をやってることを知って。でもそのときは用事があったからちらっとのぞくのが限度で、絵本いいなと思ったけど吟味してる余裕もなく買えなかった。
絵本だったら、別に普通に本屋さんとか百貨店オンラインショップで買えるかなぁとも期待していたのだけど、探してもなかった。
で、次の日が最終日で、平日で17時で終わり。仕事終わってからでは間に合わない。

絵本も別にないと困るわけではないし、もともと知らなかったし買う予定はなかったし、諦めてもいいんじゃない？と思うのだけど、それでもほしい。
中身読んでないけど見た目が絶対的に好みだし。
で、家で暇そうにしている息子にお使いを頼んだ。買ってきてくれたらお小遣いって言われたけど、それくらい買えない後悔よりはいいやと思って。
会場ついてからLINEでやりとりしつつ、狙ってたのと、迷ってたのからいくつかとを買ってもらった。
無事買ってきてもらって、やっぱり買ってよかった！と一安心。読んでないけど見てるだけでテンションあがる。

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ときどき、こういう感じの、どうしても手に入れたいモードになることがある。
それだけ、そのとき手に入れたいものがこだわる部分だったりつぼにはまるものだったりなのだろうとは思うのだけど。

普段そこまで必死に動かないので、こういう状態になっている自分を人ごとみたいにおもしろいなぁと思ったりする。