いつもの話し方が自分の素の話し方でないのかもしれない。
話すときって、その場や相手によって話し方が変わる。
私は基本結構ちゃきちゃきてきぱき話す方だと思うのだけど、ときどきゆっくり話すときがある。
意図してゆっくり話しているのは、人の話をじっくり聞くときと、テンポがはやい会話でちょっとスピード落としたいとき。
じっくり聞くときは、相手の考えるテンポに合わせて聞きたかったり、ゆっくり考えてほしかったり。
スピード落としたいときも、勢いで進まないでいったんゆっくり考えたりしたいとき。
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だから、どちらかというと、ゆっくりのんびり話すときは意図があってそうしていて、無意識にやっているときもそういう目的のときにやっているはずで。なにも考えていないとさくさく話すはずなのだけど、昨日、最近知り合った仲間で話していたときに、すごいのんびり話しているのに気づいて、あれ?と思った。
確かに、自己紹介かねてお互いのこと聞いている感じだったので、「聞く」モードに多少なっていたとは思う。
でも1対1とかでじっくり聞くようなシーンでもなく、相手に考えさせるようなシーンでもないので、なにか目的があってゆっくり話しているわけでもないのに。
話している人がゆっくりペースってわけでもないのに。(ゆっくり話す方もいたけど、全員ではない。)
普段と違うのは、仕切ってくれたり進行してくれたりまとめてくれる人がいて、なにかやれることやろうかなって思ってたのに、やらなくてすんでしまったということ。
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いつもなにか自分がやれるようなことをほかの人が先にやってくれたので、じゃあ今日はあまり何もしなくていいかな、と、単に話すだけ、単に参加者みたいな感じでそこにいた。
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てことは、普段のさくさく話しているようなのは、仕事モードとかでやっているだけで、ほんとはのんびりしているのだろうか?
というのが、自分に対しての疑問。
多分3,4歳くらいまでは結構のんびりしていたと思う。のんびりというか、マイペースというか。
小学校はいったばっかりも、ちょっとマイペースだった気はする。けど、そこから適応していくうちに、てきぱきちゃきちゃき、どちらかというときつい感じのが自分の話し方だったのに。
仕事とか(昔なら学校とか)以外でも、友達と話したり家族で話したりしているときも、基本さくさく話して、なんだったら理詰めでがんがん話す方なのに。きついとか理論的とか早口とかしか言われたことなかったのに。
まさかの、ほんとはのんびりなのか?
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って思いつつ、昨日のメンバー+数名でオンライン飲み会やって。
多少のんびりじゃないように意識したつもりだけどやっぱりのんびりゆるっとしていて。
昨日いなかった方々に、こぞって「雰囲気やわらかい」「その方がいい」って言われて、えぇぇ!となった。
やわらかいとかは確かに嬉しいんだけど。
何もしてなくてゆるんでるのがいいって言われたら、何をしたらいいのだ!
(「何もすることがなくてのんびりな感じに...!」って言ってたら、「何もしなくていいんじゃない?」「いままで気を張りすぎなんじゃない?」って言われたんだけど、そうなのか?それだと小学生くらいからずっと気を張ってて今の話し方ってことになるんだけど...?)
確かに楽なのは楽なのだけど。
何もしなくていいっていうのは不安でもあり。(それがなんで不安なのか?は別途掘り下げたい気はする。)
なんかね、ちょっとね、アイデンティティが揺らいだ気がしたよね。
この状態は自分にとってどうなのか?というのを、ゆっくり感じて考えたい感じ。