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嵐の翌日に出会った高山植物の記録(北アルプス・朝日岳)

仕事上、山へ出かけることが多い。どちらかというと記録のためにカメラを持ち歩き、歩きながら気まぐれにシャッターを押している。よく山に持って行くのは、オリンパスの防水コンデジ「Tough TG-6」だ。
写真を整理していたら、そのカメラで撮った大量の高山植物のドアップ写真を見つけた。これは北アルプスの北端、朝日岳山頂付近に建つ朝日小屋という山小屋に泊まり、その翌日に撮り下ろしたもの。
TG-6には被写体に1㎝まで寄れる「顕微鏡モード」という機能があって、高山植物のような小さな被写体や細かな被写体を撮る際に大活躍してくれる。

朝日小屋を目指した日は天候が非常に悪く、稜線上ではまともに立っていられないほどの強風と、視界を遮るほどの激しい雨に見舞われた。翌日、雨風は収まったものの、早朝の段階ではまだあたり一面真っ白な状態。ところが日が昇るにつれてもやが晴れていき、高山植物が存在感を一気に発揮しはじめた。そのときに夢中で撮ったのが、これらの写真だ。

じつはほかにもたくさんあるけど、他人からしたら「ふーん」という感じだと思うので、ここまでに留めておく。稜線上で風が強すぎて前に進めず岩陰に隠れていたときは「山になんて二度と来るもんか」と思っていたのに、この写真を撮っているときにはもう「山って最高!」というメンタルになっていた。山のこのツンデレ感が、人を惹きつけて止まないんだろうな。

なにより一番伝えたいことは、オリンパスTG-6の顕微鏡モードはとても楽しい、ということです。


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