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娘と私 大切な人と生きること-2 (こどもはシステム思考)

前回の記事に娘が生まれたころのことと大切な思い出を書かせていただきました。
https://note.com/maki_masu/n/nf267bf0dfca6

私の子育てで転機になったことをあと2点書かせていただきます。

これも娘が2-3歳の頃のことです。当時の私は自分の仕事のコントロールがうまくいかず悶々としていました。
いくら「こどもをこども扱いしない」と言っても、まさかこんなことは相談しても仕方ないと思って、娘には話していませんでした。
誰にも相談できず「とにかく自分ががんばるしかない」と思い悪戦苦闘していたのですが、ある日どうしても誰かに話したくなってつい口から「お母さん実は〇〇がうまくいかなくてさあ」という言葉が出てしまいました。
そのあとのことはよく覚えていませんが私のことですから多分べらべらしゃべってしまったのだろうと思います。
娘はじっと聞いて
「おかあさんは△△なんだね。□□さんは〇〇なんだね。じゃあ××すればいいんだよ。」
と言ってくれました。それは問題の全体を観た、真実をついた言葉でした。私は衝撃を受けました。
「ああこの子は全てをわかっている。」
と思いました。
それ以降私は娘のことを「最も信頼できる友人」として度々「お知恵を拝借」しています。娘が自身の複雑な悩みをたくさん抱えるようになってからは少し控えていますが。
 「こどもは複雑なことは理解できない」と思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、人は生きていくうえで必要な課題発見と課題解決の力をもって生まれてきています。それは大人がやりがちな「分けて単純化して学ぶ力」ではなく「複雑な全体を認知し受け入れる力=システム思考」です。

それを強く感じた経験がもう一つあります。
この投稿の写真の絵をご覧ください。5歳から通い始めたASAKAアートスクールで娘が描いた絵です。
「見たこともない恐ろしい生き物を描いてみよう」というお題で描いたのですが、娘は「恐ろしい生き物」の左下に「恐ろしい生き物」の友達を描きました。左上には「エサ」のお魚を描きました。 
私の世界観では「見たこともない恐ろしい生き物」は敵であり、できれば誰かにやっつけてほしい存在ですが、そこにエサや友達を描けるってすごい!
と感動しました。
「どんなに恐ろしい生き物もエサを食べなければ生きていけないし、友達がいなければ生きていけない」ということを娘は認知していて、それを絵の世界に描くことができたのです。 これもシステム思考ですね。

「学習する学校」の著者ピーター・センゲ氏の直弟子である福谷彰鴻さん(https://note.com/akiakiaki)が下記で「システム思考は小学生でも使えます」と紹介していらっしゃるのを拝見し、まさにこれだと思いました。
https://mylearningsandbox.wordpress.com/2015/01/06/システム思考は小学1年生でも使えます。/

また昨年ちょっとだけお手伝いした風間紗喜さん&福谷彰鴻さん(サキ&アキ)が
「小学生のためのオンライン講座 楽しく学ぼう!システム思考」
を開講されるそうです。ご興味ありましたらぜひご参加ください。

https://peatix.com/event/1475805

宣伝でした。




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