アートと私ー3 対話型鑑賞について
本日「親子でオンラインフェス」にて「親子で美術鑑賞 絵を見て話そう」プログラムのファシリテーションをさせていただきました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/oyakofes-time?fbclid=IwAR0PYNKBB4dQ5T7ufdt5qCcx0Ytpg3-t0AnU5fE6bBJLStg82LmZc7D2C_w
いやあ楽しかった。時間が足りなくなっちゃったりしたけど、最後まで参加者の皆さんの力、絵の力を信じてやりきることができました。
ご参加いただいた皆さん、サポートいただいたスタッフの皆さんありがとうございました。
このnoteでも書いてきたことですが、こどもたちの「見る力」はものすごいです。今日は表紙の3枚の絵を観たのですが、例えば左のムンクの絵。何人かの子供たちが「後ろの2人が怖い」と言っていました。真ん中の絵については「大人の人とこどもと髪の色が違うから、この人はお母さんではない」「乳母?」という意見が出ました。右のルソーの絵は「月に顔がある」「この人演奏家?」という意見が出ました。
本当に素晴らしい観察力です。大人でも言われなくては気づかないことをしっかり観て表現できる。確かに作家はそこに何かを描いているんですよね。それをキャッチして表現する力をこどもは持っている。
今回のプログラムに用いた「対話型鑑賞」というスキームは絵画に関する知識を一旦脇に置いて一人ひとりが何を見たか、何を感じたかを対話する場です。一枚の絵画の前では大人も子供も一人の鑑賞者として対等になれます。それが絵画の力です。
今回のプログラムのように親子で対話型鑑賞をすることで、「親子」ではなく対等な人と人としての対話の機会ができたらよいなと思います。
前回の記事で「きづくこと おもいえがくことはたのしい」「きづいたことおもいえがいたことを自分なりの方法で表現してよい」と思えることがアートの基盤、教育の基盤だと書きましたが、今回のプログラムで「自分の気づいたこと、思い描いたことはすごいんだ、価値があるんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。
https://note.com/maki_masu/n/n4e59b3476b41
主に大人に向けたオンライン対話型鑑賞については友人の浅野さんが下記にて展開していますので、ご参考まで。
https://peatix.com/group/7227072#
これを機に親子向け、子供向けのプログラムも定期的にやろうかなと思っています。
ご希望あれば出前しますのでご連絡ください。
5/14 追記 「5/23(土)10:30~親子向けプログラム実施します!」
https://note.com/maki_masu/n/nc8a8cfa92044
5/26 追記 「親子で対話型鑑賞 はじめました」
https://note.com/maki_masu/n/n31ad08d7b49d