親子で対話型鑑賞(オンライン)で起きていること(こどもはシステム思考-2)
「親子で対話型鑑賞」プログラム継続しています。毎月参加して下さる親子もいてとても嬉しいです。ありがとうございます。
毎回の内容をフォローできていないのですが、前に書いた記事(娘と私-2 こどもはシステム思考 https://note.com/maki_masu/n/n62b1771e1998)とリンクするようなことがあったので共有します。
8月に参加してくれたMさんは3歳。参加して下さっていたお子さんの中で最年少で最初は恥ずかしがっていたようですが、少しずつ見えたことをお話してくれました。
そして↓の絵(怖いものしらず シーモア・ジョセフ・ガイ)をみて「これひとりの絵だね」と言ったのです。
ちょうど今「学習する組織」ピーターセンゲ氏の直弟子福谷さんからシステム思考を学んでいますが、この絵を「ひとり」としてとらえるとまさに下の「構造的対立」を示していますね。
私が50過ぎて学んだ「構造的対立」を3歳児が既に理解しているんですよ!すごくないですか?
私が立てた仮説は「有り」なんだと信じられた瞬間です。何度でも書きます。
「こどもは複雑なことは理解できない」と思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、こどもは生きていくうえで必要な課題発見と課題解決の力をもって生まれてきています。それは大人がやりがちな「分けて単純化して学ぶ力」ではなく「複雑な全体を認知し受け入れる力=システム思考」です。
つまり「こどもは生まれながらにしてシステム思考」なんです。
これは大人にも必要な力です。
私たち大人はこどもからその英知を授かる必要性があるのではないでしょうか?
これが私が「親子で対話型鑑賞(オンライン)」を続ける理由です。
親(大人)がこどもが本来持っている力に気づき、こどもから学ぶためにやっています。 そして親がこどもから学ぶことで親子関係を新しく繋ぎ直し、こどもが今持っている大切な力を失わないシステム、関係性をつくりたいのです。
あーやっと言語化できました。
そのツールとして「絵画」を選んだのは我ながら良かったと思います。優れた絵画は「システム」です。複雑で多様で人を動かします。
ぜひ「親子で対話型鑑賞(オンライン)」ご参加ください。お子さんの対象年齢は小1~小3ですが、対象外でも全然大丈夫です。 大人だけの参加もOKです。皆様の参加をお待ちしています。
https://family-vts.peatix.com/