沖縄のウエディングプランナーのマストアイテム”沖縄手帳”とは??
”まずは沖縄手帳を買ってきてね”
この言葉は私がウエディングプランナーになった時、先輩から一番最初に言われたことです。
当時22歳だった私は、正直”沖縄手帳”が何かすら分かりませんでした(^^;
”普通の手帳ではダメですか?”
と質問したら、
”普通の手帳はダメ。沖縄手帳じゃないと仕事ができない”
と言われたんです。
なぜでしょうね…
”沖縄手帳”って何!?
沖縄の書店には必ずと言っていいほど特設されている
”沖縄手帳コーナー”
沖縄らしいデザインがズラリ☆
他の手帳と何が違うのかというと、
*沖縄の主な年中行事(旧暦)
*イベント情報
*県内の観光施設やビーチ情報
*県内のバス路線図
*沖縄都市モノレール(ゆいレール)時刻表・運賃
など、沖縄に特化した情報が盛りだくさん☆
そんなのインターネットで調べられるし!
と思うかもしれませんが、私たち沖縄のプランナーには欠かせない”ある情報”が記載されているんです。
”沖縄手帳”マストの理由
では、どんな情報が必要かと言うと、、、
「潮の満ち引き」
正直、この情報だけあれば沖縄手帳じゃなくてもいいのです...笑
何で「潮の満ち引き」の情報が必要になるかと言うと・・・
それは”結納の時間帯を決めるため”
県外のプランナーさんからしたら本当に謎ですよね?
通常、結納は大安吉日の午前に儀式を行い、その後昼食を一緒に楽しむのが一般的だと思います。
沖縄の結納は「干潮から満潮までの間に行う」というしきたりがあります。
これは、「海の潮が満ちるようにしてこの結納が上向きに発展しますように」という古来からの「縁起をかつぐ」風習が残っている為と言われています。
おもしろいですよね~
沖縄手帳は潮の満ち引きと六曜(大安、友引、仏滅等)を一覧で見ることができるので本当に便利なんです。
日によって変わる潮の満ち引き。
ご希望日の潮の満ち引きの時刻に合わせて結納の時間を設定するんです!
その為、その日の満潮時刻によっては夕方の時間帯になることもあり、県外からすると珍しいかもしれませんね。
そもそもに結納を行うカップルが少なくなってきている現代。
都心部のプランナーさんは結納のご相談をお受けしたことがない方も多いかもしれません。
※以下、私が教えているブライダル専門学校のテキストより引用
現在、1割弱のカップルは、結納と両家顔合わせの両方を行っている。結納だけを行うケースは5%と少なくなっており、両家顔合わせだけを行うケースが8割弱と最も多い。
両家顔合わせだけで8割弱って!!
沖縄県民これ聞いたら驚きます。
沖縄は結納がまだまだ根強く残っていて、逆に結納するカップルが8割いるのではないでしょうか。
結納は家と家を結ぶ大切な儀式。
めちゃくちゃ緊張するけど、とても大切な儀式だと私は思っています。
考えたら、沖縄の結納式もかなり特徴的。
明日は”沖縄の結納”について書きたいと思います♪
MAKI