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フランス移住後1年経過!いま感じる良い変化たち

爆速光速だった2024年がもうすぐ終わろうとしてる。信じられないよ〜
写真はちょうど去年の12月、シャルル・ド・ゴール空港 到着時に撮ったもの。
この1年、フランスで過ごした私はどんなふうになれたのか。振り返り&デトックスをやっていこうと思います!


まぁ…まずはちょいネガなことを先に書く。
ぶっちゃけ日本の友達のインスタや一時帰国をしてる人たちの嬉しそうなポストを見ると、どうしても日ごろ簡単に手が届かない日本のあれこれに心と目頭がツーンと滲みるような?感覚になる。
これまで当たり前に享受できていたものたちとの物理的距離に、寂しさを覚えることもしばしば。


あ〜日本が恋しい〜
母国パワーが足りない…

という気持ちはずっと心の奥底にある


だけどその一方で、日本から出て未知の世界で暮らしたからこそ得られた良い経験もたっくさんあるんだよね。

たとえば…
・へなちょこメンタル回復の兆し
・フランス語に慣れて自己表現できることが増えてきた
・そのおかげで?義母とのコミュニケーション改良
・語学学校の多国籍なクラスメイト達と過ごすのが楽しい(深夜までバーで飲んだり踊ったり、各国料理の持ち寄りパーティしたり)
・周りの人達に恵まれてポジティブな時間が増えた
・日本への愛が増した

・ひとりでの外出や買い物に慣れてきた
・危機察知力&観察力&忍耐力が上がった
・いろんなことへの許容範囲が広がった
・イレギュラーなアナウンス(主に交通機関、街中など)で状況を理解して次の行動をすぐ取れるようになった

・自分は根っからの陽キャではないなと再認識
・両親の人生を追体験できた



ほぼ全てに影響している1番大きいことは、やっぱり学校に通って格段にフランス語レベルが向上したことかな。
不安定なメンタルも義母とのコミュニケーションもひとり行動も、言葉や状況が理解できて自分の気持ちが伝えられるようになってからは、徐々にストレスを感じにくくなってきている。自分を素直に表せるって楽しいし、わかってもらえると嬉しい。
本当に少しずつだけど、フランスで、フランス語を使って生きる自分を作っていけてるんだ、という自負が、心の安定と自信にも繋がっていると思う。

当然ながら、移住前までは日本語を話す、日本で生きる自分しか知らなかった。人生で初めて海外に長く住んでみて、自分自身にどんな反応が起きるかなんて一度も考えたことなかった。なんなら割とやっていけるだろ、とタカをくくっていた部分は結構あったし、周りからも大丈夫と思われていた気がする。

だけど、恥ずかしながら、半年が過ぎる頃までは初めて直面する自分の新しい感情や名前のわからない症状にどう向き合って、どう対処すればいいのか、本当に分からなくて途方に暮れていた。悔しくて、悲しくて、焦ったくて、でも思うようになんでも出来ない自分に、ただ赤ちゃんのように泣くしかできない時も多々あった。

渦中にいた当時は苦しくてどうしようもなかったけど、今となっては、結局時間と自分の努力でしか解決できない問題だったんだろうな、と冷静に振り返って納得できる。

そしてその時、もしも私の混乱をひろーい心で受け止めてケアしてくれる夫がいなかったら、どうなっていたことか…と怖くもなる。彼もきっと大変だったと思うよ。いつも安心感を与えてくれてありがとう。


国際結婚は、お互いの国に住んでみてからが本当のスタートかもしれない、と最近しみじみ思う。もちろん最低限でも興味をもつのは何より重要だと思うけど、知識として知っているだけでは、真にそれぞれのルーツを理解し合う・支え合うには不十分な気がしている。私は運良くフランスに住む機会を得られてありがたいなと感じているし、この経験がなかったら夫自身や彼が今まで育ってきた環境、培ってきた価値観への解像度は今より低いまま過ごし続けていた可能性はある。

『百聞は一見に如かず』
紀元前から言い伝えられる故事成語には信憑性しかない。この世の真理。


なんか最近の私いっつもこういう格言みたいなの最後に書くようになってない?おじさんみたい…(おじさんと偉人に失礼)



・自分は根っからの陽キャではないなと再認識
・両親の人生を追体験できた
この2つについてはまた今度改めて書いてみようかな〜。
今回もまとまりのない内容を読んでいただきありがとうございました。

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槙 maki - フランス暮らし
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