観劇の世界を広げたい
「見えないから」
と言う理由で観劇に全く興味を示さなかった私が、もっと観劇に行きたいと思うようになったのはまだ半年前のこと。
視覚障害者である私は、舞台作品を観る時も音声ガイドを使えると知ってから、そして観たかった舞台作品を音声ガイド付きで観ることが実現してから、観劇が好きになった。
私はイギリスに住んでいるので、イギリスで観劇をしている。
観劇で音声ガイドを使う時は、作品によっては舞台で使われる衣装やセットなどを触らせてもらえるタッチツアーと言うものがある。
音声ガイドやタッチツアーがあることで、見えなくても舞台上の様子を理解することができるから、これらは素晴らしいものだと思った。
私は日本で観劇したことはないが、日本でも舞台作品を観る時に、音声ガイドを使えるのか気になったので調べてみた。
最近は日本でも音声ガイドを使って観れる舞台作品が増えてきているようだが、タッチツアーがある作品は海外の方が多いとのこと。
そこで私は、将来日本にも音声ガイドとタッチツアーがある舞台作品を増やしたいと思った。
心の中で考えているだけではなく、
「もっと⚪︎⚪︎になったら良いな」
と言う当事者の声があることで、物事が動き出す。
だから将来、自分から行動を起こして、視覚障害者も楽しめる観劇の世界を広げたい。