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弁護士からの通知書を無視する母


12月18日、生まれて初めて弁護士に依頼をしました。
 
内容は2023年10月11日に亡くなった父の遺産分割協議です。
相続人での話し合いがスムーズに行われず、その後母は私と妹からの連絡を拒否。不動産の名義変更やそれに伴う手続きがほったらかしになっています。

初めての弁護士依頼


私と妹ではらちが明かないので、プロを頼ることにしたのです。

年齢は60前後でしょうか。ギャグを言わないチャンカワイのような見た目の弁護士さんで、おどおどした印象。PCに入力しているときはパッチリ目を開いているのに、私たちと話すときは目をつむっています。

ちょっと頼りない気もしますが料金面では良心的です。2人で行ったのに依頼人は1人ということにしてくれました。1人だと成功報酬も1人分で済むので大変助かります。
また少しでも弁護士費用を抑えるため、簡単な書類の取り寄せであれば、実家の近くに住む妹に取りに行くよう提案もしてくれます。

なくなった「申し訳ない」という気持ち


弁護士に依頼するのは本意ではなく、どこか母に対して申し訳ない気持ちがありました。

弁護士に連絡が来たら、「リースバック」という不動産会社に売却しても家賃を払うことで住み続けられるサービスを紹介してほしいと頼んであるのです。

しかし弁護士から通知書を送っても母は弁護士に連絡をしてきません。
2.3回送っても返事がなければ、調停に持ち込むことになってしまいます。

○○氏は預貯金のみならず不動産も含めた形で同時に分割を完了させたいと思っています。つきましては、不動産の分割につき、貴殿のご希望をお聞かせ頂きたく存じます。(通知書より引用)

母に対してあった申し訳ない気持ちは、さすがに無くなってしまいました。

半世紀たって知る母の姿


結局母は現実から逃げ、自分のいいように生き、子供の心をこれまでずっと傷つけてきたのです。それでもどこかで期待してしまっていたのでしょう。そこまで悪い人ではないはずだと。

しかしこんな状態で年を越すことになり、残念という感想しかありません。強い怒りは沸いてきませんが、低く重い気持ちがおなかの下の方に溜まっています。

1人じゃなくてよかった。やりきれない気持ちを、復縁した妹と分かち合えるのだから。


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