【相続土地国庫帰属制度】期待外れ
祖父が、瀬戸内海の某島でミカン農家をやっていて、昔は冬休みになるとミカンの収穫を手伝いに行かされていた。
とても窮屈な「村」だったらしく、大勢いた父の兄弟は、嫁に行った伯母一人以外全員が都会に移り住んだので、誰も後を継がなかった。
祖父が亡くなった後、長男である父が土地家屋を相続し、父が亡くなった後は、私が相続の手続きをして、弟に相続させた。
場所もよくわからない、農地・畑・山林、土地家屋含めて50筆。
家屋は築年数不明。
取り壊した納屋も減算されないまま、父の代から、延々と固定資産税だけ支払っている。
村は高齢者ばかりで、どんどん死に絶えて空き家だらけだし、管理してくれている伯母も高齢だ。
昨年だったか、こういう土地をなんとかするために、「相続土地国庫帰属制度」がスタートすると聞いて、このどうしようもない50筆を国に帰属させれば、有効活用してもらえるかも、なんて思ったんだ、、
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00454.html
ところが、よく読んでみると、1筆につき、負担金というものが20万発生するらしい。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00471.html
山林は面積によるらしいから、もっと多いかもしれない。
それを50筆ということは、1,000万円かかるってことだよね。
とりあえず毎年、固定資産税を支払っておく方がまだマシなくらい。
せめて地図が欲しいんだけれど、島という特殊な場所だからか、今治市まで行かないと閲覧できないんだよね、、
遠いよ、、
ちなみに、サムネイルは、父の建てた家が未登記だったので図面引いて表題登記した時のもの。
フリーCADは、使いづらかったけれど、外注したら高いので、相続手続きも含めて全部自前で頑張り、浮いたお金でPC買った。