〜トロント留学〜帰国後振り返り
帰国して1週間が経ちました!!振り返りしていこうと思います。とりあえず時差ぼけありつつも大学院に復帰して論文を読んだり過ごす日々。既にトロントにいたのが昔のように感じられつつあり、当たり前やけど日本に帰ってきてから一瞬で日常に馴染めたなと思った。
・・・と書き始めてさらに1週間が経ちました笑 ものすごく忙しいわけではないけど、何かに追われていて日々忙殺され始めている。毎日眠たい時間が増えたそんな感じで書きかけてた記事を書ききります。
トロント最後の1ヶ月
バンフの旅行から帰ってきてから急に色々なやる気がなくなってしまって、早く日本に帰りたいって初めて強く思った時期やった。トロントでやりたいなと思ってたことはやり切ったと思ったのと、3ヶ月すぎてぐらいから自分の英語力が横ばいやなって感じてて、あと1ヶ月いても変わらんのちゃうかなって思ってしまって。あとは急に寒くなった時期があってセーター引っ張りだすレベルやったんやけど、気候の変化も相まって正直ちょっと気分が沈んでました。
仲良くなった友達はどんどん帰っていくし、学校全体としても人の入れ替わりが多すぎてそれに疲れてしまってたりとか、一人の空間がないルームシェアへのストレスも限界を感じ出したりして、勉強のモチベも上がらずどうしようもなくなってた・・・。結構帰国する直前になると長期間の子たちはみんな早く帰りたいって言ってて、その気持ちがわかった気がした。最後の方は結構日本人の子と遊ぶことも多くて、けど人生最後の盛大な夏休みとも言い聞かせて自分に甘えて過ごしてた。
語学留学の振り返り
日本に帰ってきて、友達とか大学院の先生たちに「留学どうやった?」て聞かれると一言では言い表せやんくて難しいなと思ったんやけど、トータルで言うと楽しかった、に尽きるかな。
今まで受験勉強以外で英語学習に向き合ったことがなくて、ずっとずっと憧れてただけやったものに実際にちゃんと向き合えた5ヶ月間やった。そして得た結論は英語学習に終わりはないと言う当たり前のことやった笑
想像してたよりも喋れるようにはならんかったけど、想像してたよりも自分のレベルの英語でもコミュニケーション取れるようになれたな、と思った。ネイティブと話すのはやっぱり難しいけど、臆することなく英語を話せる自信はついたような気がする。
ただ語学学校に通って思ったのは、当たり前やけど学校の勉強で英語力が比例的に伸びるわけなくて、コスパ考えると3ヶ月くらいで良かったんかもなあと思った。あとは英語環境に身を置いていかに実践して話すか+自己学習が重要かなと。それって日本でもできるなと思ったわけです。もちろん英語圏に住むこと自体が特殊やから、「3ヶ月間の語学学校+ワーホリ」ってそう言う意味では理にかなってるなという結論に至った。
留学してみて今後も英語学習を続けようとか、こういう勉強法してみたいなとか考えられるようになった。ゼロから始めるよりも再開する方がハードルは低いので、幸い大学院生で時間のマネジメントは融通きくから、ちゃんと勉強時間確保してルーティン化していくことが今の目標。 ちなみに帰国後2週間たったけど、まだ何も始めれてませんー!
トロントについて
初めて海外に住んでみたけど、トロントは住みよかった。トロントは一言で表すと、なんでもあるけどなにもない。けど住むのにはそれが良かった。
4割が移民のカナダ、実際住んでみるとほんまに多民族国家で誰がカナディアンなのかもパッてみてわからんし、カナディアンでも二世とかなら元々のnationalityが全然違う国やったり、けどそれが普通やから誰も気にしてない。お店とかですごいスピードで英語で話されることも多々あって、ある意味差別なく(アジア人やし英語話せやんのちゃうかとかなく)接してくれてるなあと思ったこともあった。
基本的にみんなのんびりしてる。街中に平日昼間から飲んでる人がたくさんおって、まじでどうやって生計立ててるんやろうとかどんな暮らししてるんやろうって人がいっぱいいてた。あとは犬散歩してる人多すぎて、10分歩けば5匹くらい見かけるかなってレベルでdog personだらけやったな。
気候に関しては最高。自分がいた夏限定やけど、死ぬほど暑い日本の夏を回避できたのは大きかった。室内は冷房効いてるから寒がりの自分には上着は必須やったけど、すごく快適な気温で過ごせて良かった。
食に関しては、評価高いところ探して色々行ったけどリピートするほどのお店はほとんどなかった。やっぱり物価が高いから、もちろん100ドル以上出せば幅も広がるけど、30-60ドルくらいで探すと美味しいけどコスパ考えると日本やと同じクオリティで半額で食べられるなあとか思ったり。結局リピートしたお店は日本ではなかなか食べられないものやった。トロントのお気に入りのお店はまた別のnoteでまとめようかなと思う!
インフラに関しては結構ひどかった。一回大雨の日にダウンタウンが停電して学校の授業中断されて、街中の信号機も全部消えてもて、ターミナル駅のUnion駅も水没しててとんでもないことになってた。あとはTTC(Subway、Bus)が全然時間通りにこやんしすぐ止まるしで、何もなければいいけど友達との約束に30分以上遅れたことも多々あった・・・。トロントはホームのドアの停車位置なくて適当に止まるんやけど、日本で電車乗ったらピタッとその位置に止まるからやっぱり日本ってすごいなあと改めて思った。
都会やからこそやけど、観光地っていうのがほとんどなくてだんだん行きたいところもなくなりほぼご飯だけに出かけるようになってったかな。まあそれで全然良かったんやけど。どこであっても住むって結局そういうことやともうから。
そんなわけで住み良いトロントやったけど、また行きたいかと言われると別にって答えになるかな笑 もしカナダに行くなら次はバンクーバー&バンフに遊びに行きたいかなと思う。
帰国して思ったこと
留学ってどんなものか身近にもあまりおらんかったし、実際行ってみて英語学習がどういうものかってわかったのが1番良かった。海外に住む経験をすることで、他の国から日本がどんな風にみられてるのかを実感できたのも良かった。日本はきれいでご飯が美味しくて、自分にとっていかに住み良い環境であるか再認識できた。
ただトロントにいた間は、日本での自分の今後のことを考えなくて良かった(気にせず過ごせた)っていう意味では本当に幸せな時間やったなと思う。もちろん場所によるけど、期間限定なら海外も全然住めるなと思った。
留学中、気分が落ち込んだり、ストレス溜まったりしたけど、日本にいる家族とか友達とかといつでも連絡が取れる時代に生きていて良かったと思った。お兄ちゃんが大学生の時に留学してた時(15年前くらい?)はお母さんとメールでやり取りしてたことを思い出したけどタイムラグがあったやろうし、気軽に電話できるってのはありがたいなあと思ったりした。いつでも話を聞いてくれる、自分が心許せる人たちにすごく支えられた5ヶ月やったなと思う。感謝の気持ちでいっぱいです!
帰国して大学院に戻ってduty再開して、さらに徐々にやけど外来とか当直のバイトとか始めて、今がめっちゃ忙しいわけじゃないけど日々何かに追われている感覚。これが日本で生きるということやと思い出しました笑 そんな日々を過ごしつつ、美味しいもの食べに行ったり旅行行ったり、また楽しいことを見つけながら頑張っていきたい。
理想のカタチ
今回人生最後のチャンスと思って留学した決断に間違いはなかったし、自分の過去に対して留学してこなかったことに対する後悔は全くないねんけど、もしもの話で考えてみた。
もし自分が過去に戻るとしたら、まず研修医2年目の夏に産婦人科に行くって専門を決めて入局は1年先送りにする。そこから留学準備を初めて、日本にいる間に英文法と単語帳を少なくとも1冊ずつやりこむ。研修医の2年間の間でも最低限の貯金はできてたはずやからそれを持って、研修期間終わった4月からまず1ヶ月フィリピンに留学してスピーキングを鍛える。そのあとトロントに移動して語学学校3ヶ月通う。ワーホリでローカルなレストランかカフェで5ヶ月働いてお金をキープしつつ英語を使って働く環境に身を置く。そのあと2ヶ月は数ヶ月で培った英語力を持って、好きな国を旅行で巡る。3月に日本に帰国して、家探しとか4月から働く準備を進める。
なんていう最高のプランを妄想してみた。医師免許っていう確固たる資格があるから、安心して1年間日本で働かんでも過ごせるのはかなりの強みやな。当時は世界一周に憧れてて、研修医前とか後とかで1年間休むって言うのも思わんかったわけじゃないんやけど、やっぱりそういう選択をする人って周りにまずおらんくて、最初は仕事へのやる気もあるからそのまま働くって選択をしたけど、専門医を取った今となってはその1年が遅れるかどうかてほんまに全然重要じゃなかったんよなあ。
今回たまたま大学院生で時間の融通が聞いて留学にいけたけど、普通に勤務医として働いてたら行けやんかったし、大学院行くこと決めた時点では留学自体の発想もなかったから、人生何が起こるかわからんくて面白いなと思うわけです。全部自分の選択やけど笑
まとめ
とりあえず今の思いを忘れないようにってだけで思うままに書いてみた。今後はnoteの更新頻度が減ると思う、というか何書いていこうかなーと思ってる。とりあえず大きなトラブルなく、元気に帰国した自分に拍手〜!
これから2年半の大学院生活、がんばるぞー!
おにぎりを応援してくれる方がいれば、どうぞよろしくお願いします!!一緒にステキな毎日を過ごしましょう!