チラシと段ボール
西日本の豪雨、大阪の台風、北海道の地震。この夏はいくつもの災害が各地を襲った。僕の地元も豪雨の被害に遭って、僕はボランティアに2回行った。
交通が遮断され、ライフラインが停止して、たくさんの人々の生活に大きな影響を与えた。僕たちが作っているチラシにも、それはあった。商品が入荷できない、お店がオープンできない、チラシが納品できない、とか、今まで体験したことのないトラブルがたくさん起きた。
僕たちは、慌てながらも、それらの事態に対応した。恐ろしい状況だったが、天災だから仕方ない。やるしかない。
そういえば、天災ではなくて、完全なる人災によって、チラシに大きな影響が出たことがあった。それはもう10年以上前のことだったが、中国製の肉まんの中に段ボールが混入する事件があった。結構大きなニュースになって、中国の食品に対する不信感が大きくなった。
そのニュースが流れていたまさにその時、僕は中華フェアのチラシを作っていた。スーパーのチラシで、自宅で中華料理を楽しもうというよくある企画のチラシだったが、もちろんストップがかかり、下版の直前になってそのチラシはカレー特集に内容が変更された。
天災と人災は、全くの別物だけど、チラシを作っていると、社会の様々な影響を受けることがある、という話。
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