親戚の子どもを見て、「私は子ども欲しくない」と思った話〜前編〜
私は子供を欲しいと思ったことがありません。
道を歩いている子供を可愛いと思うことはあります。でも、自分の子供を欲しいと思ったことはありません。
つい1週間前にいとこの子供が産まれたので、今日はその子を見に行ってきました。
可愛かった。本当に可愛かった。新生児って初めて見たけどこんなにふにゃふにゃなんだなぁ。そういう気持ちと同時に悲しみが押し寄せてきました。
「あたしは子ども欲しくないなあ」
新生児を目の前にして、自分の中でその気持ちがグンと強まるのがよくわかりました。
女なのに、女としての動物的役割を果たしたいという気持ちがない。何か女として欠けているような気がする。
「子供が欲しくない」と感じるたび、自分を責めるような気持ちが湧き起こります。
先日、道でたまたま会った前職の会社の先輩も妊娠していて、お腹が大きくなっていました。私はそれを見てまた自信を失いました。「私は女として欠けているんじゃないか」と。
自分でも矛盾しているなあと思います。「子供が欲しいと思わない」というだけで、「子供ができない」というわけじゃない。
「子供が欲しくない」という気持ちで自信を失うのであれば、「子供が欲しい」と思えばいいだけじゃないか!
でも、思えないんです。どうしても子供が欲しいと思えない。
「妊娠しちゃえば気が変わるよ!」とか「みんなそんなもんだよ!子供持ったら変わる!」とか言われますが、そういう問題とは思えない。
子供が欲しくないとこんなに強く思っているのに、世間の目や周りの意見に流されて子供を作ってしまっていいのか。そんな無責任なことをしていいのか。みんなそんな無責任なことをしているのか。
そうは見えない。そうじゃない気がする。
子供が欲しい・欲しくない問題を私はいつまでも決めきれずモンモンとしています。
子供が欲しくないってそんなに悪いことでしょうか。
子供が欲しくないってそんなにおかしいことでしょうか。
別に良くないですか!!!と、まだ振り切って言えない自分がいるからこそ、いつもこんなにモヤモヤしているのです。
もし、世界のどこかに私と同じように「子供が欲しくない」女性がいたら、ぜひその人たちと仲間になってグループを作って、話し合って、納得できたらみんなで発信して、市民権を得たい。(笑)
もちろん気が変わって子供が欲しくなることもあると思います。田中みな実も30過ぎて急に子供が欲しくなったと雑誌のインタビューで言っていました。
でも、「子供欲しくないんです」と発言したときのあの空気。「そんなわけないよ」「いつか欲しくなるよ」と否定されるあの感じ。
あれが私はすごく、嫌なのです。
ただ、今このnoteを書いていてハッと気づいたことがあります。
後編につづく。。