動く禅
今月半ばに茶道の体験に行った。
もともと、前から茶道か華道かお琴を習いたかった。
それらを習いたいと思い始めたのはおそらく中高の頃。
茶道部と華道部と箏曲部があって、それらは他の部活とかけもちができた。
けど私はダンス部が忙しくて、結局、体験入部もせずに中高6年間を終えた。
そんな背景もあってか、「いつか茶道か華道かお琴を習ってみたい」と思ってた。
だけど、3年くらい前に職場の近くで実際にお茶を少し習った時は、数回通って終わってしまった。
職場の近く、ということで、お休みの日に家から通うのが億劫になってしまったんだと思う。
だけどだけど、再び「始めたい!」という気持ちが芽生え、自宅に近いお教室を見つけて、体験しに行ってみた。
(とはいえ一駅移動はある)
行ってみた結果、
とても良かった。
ということで、「動く禅」とも呼ばれる茶道を体験してみて、良かったところをつらつら書いていきます。
①集中力が高まる
茶道の目的は
「お茶を点ててお出ししてもてなす」
そのために必要な所作が決まってる。
し、その所作の多さと言ったら。笑
ただ覚えるだけでなく、自然な流れで動けるようにするのは本当に難易度が高い。
でも、携帯もテレビもない空間で自分の所作に集中することで、考え事や悩み事がいったん頭から離れて
心がとても落ち着いた。
一週間に一回、こんな時間が必要なのかもしれない。
②趣を感じることができる
茶道は色んな物を愛でる。
お茶そのものはもちろん、お茶が注がれてる器や、お部屋にある掛け軸も拝見する。
それらや和菓子が季節を反映した柄やモチーフだから、季節の移り変わりをより身近に感じることができる。
慌ただしい毎日の中で忘れがちな感覚を思い起こせるのはとても良かった。
また、そのお教室が個人宅だから、和室の中に釣り釜があって、それでお湯を沸かしていた。
(地域センターとか公民館は、防災の観点から釣り釜は設置できないらしい)
釣り釜でお湯を沸かしていくと、空間に息が吹き込まれて、空間が「動く」ようで、それが良いのだ、と先生が仰っていた。
空間を大切にするそんな感覚ってすごく良いなぁと思った。
身体は動きながら(お茶を点てながら)、心は静かに落ち着くことができる茶道。
まだ入会してないし、次行くときは4月になっちゃうんだけど、
続けていけたらいいなぁ!
和菓子も美味しいしね。笑
写真はそんなお教室の近くの公園での一枚。