見出し画像

妻という立場

母、会社員、友だち、娘、姉・・・妻。今現在、どの立場でいる自分が一番長いかを考えてみたところ、この順番だった。妻という役目は、ほとんど果たしていないと言えそうだ。少し前に名前を「つまっきー」に変えたのは、妻でもあるという自分を忘れないためと思ったのだが。一応の恋愛結婚ではあるが、出産直前まで籍を入れることに躊躇していた6年前。理由は色々あり、一番は、目の前のこの人と生活していく自分がイメージできなかった、というのが大きい。自信も全くなかった。かといって未婚の母になる強さもなく、少し早目の産休に入ってから届を出した。それから出産後もしばらく実家に居座り、夫と一緒に住む時期は、可能な限り遅くしたかった。母から「いつ帰るの?」と問われなければ、保活に失敗すれば、そのまま実家周辺をウロウロしていたに違いない。大好きな人と、幸せな結婚はできない、というのが持論だ。

では、今さらながら、理想の妻像とはどんなものなのかを検索してみたところ、「家事ができる」、「育児ができる」、「倹約家」、「精神的自立ができている」、「常識やマナーがある」、といった項目がでてきた。怪しいところもあるが、ほぼほぼクリアできているぞ、とドヤ顔になりそうなところ、続いて「寄り添う優しさ」、「安心感」、「癒し」・・・。こちらは皆無でした。はい。

相手を敬う気持ちが、圧倒的に足りない。こちらも子育て同様に、アドラーのテクニックを駆使してなんとか改善していきたいところである。我が家を除く世の夫婦は皆、毎日仲良く、うまくいっているように見える。隣の芝が青いだけか。幸せな結婚にはもう言及はしないが、子どものためにも、夫のためにも、自分のためにも、幸せな家族は目指したいと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?