第21話 第2子 自宅出産
河野村で第2子を妊娠。自宅出産のエピソードをお話します。
私は料理屋でパート、娘は保育園、旦那さんは林業に従事します。娘の保育園の先生と仲良くなって、よく家を行き来して、話をしました。知り合いの居なかった私達にとっては、それはとても有難い事でした。
しばらくして、私は第二子を妊娠します。そして、その頃から自然育児や自然療法にも興味を持っていましたので、知人から自宅出産の話を聞いた時には「これだ!」と思ってチャレンジする事にしました。
幸い、隣の村に、助産婦さんがいらっしゃいました。毎月の検診も産婦人科の先生と連携してくれて、安心して出産当日を迎える事が出来ました。1999年10月21日、朝に破水して、両親と助産婦さんに連絡。娘は保育園を休み、旦那さんと一緒に見守ってくれました。私は金木犀の香りが好きだったので、旦那さんに頼んで採って来て貰い、部屋に飾って貰いました。部屋に布団をひいて出産の準備をします。陣痛が始まり寝室の布団の上へ、助産婦さんと旦那さんと娘が、近くで見守ってくれています。両親は部屋の外から、、もうすぐ生まれそうな時に、娘の保育園の先生も到着。
夕方になって、皆に見守られる中、無事息子は生まれました。つるんと。
生まれてすぐに、おっぱいを吸わせます。くしゃくしゃの顔をした赤ん坊におっぱいをあげるのは喜び以外の何物でもありません。赤ん坊がおっぱいを吸うと、おっぱいが張って来て、より出やすくなります。そうすると、子宮はきゅーっと収縮するのです。何とも出来た体です。
この時の、赤ん坊が生まれてくる瞬間の写真を、今でも見る事がありますが、そこを娘は真正面から、目をまん丸にして、驚いた表情で見ています。きっと、びっくりしたんでしょうね。
私には、とても気持ちのいい出産で、自宅で家族に見守られて、とてもリラックスしていました。あれは、ほんとに気持ちのいい体験だったと今でも思います。
旦那さんがへその緒をハサミで切って、助産婦さんと赤ん坊を初湯に入れてくれました。おっぱいを飲んでは寝る、おとなしい赤ん坊でした。
幸せな家族生活を送るのかと思いきや、また事件が起こる訳ですね~。
人生って~えええ~♪不思議なものですね~
続きは明日~お読み頂きありがとうございます~