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恐れを乗り越える

砂漠地帯からの強風と共に、砂が吹き付けて来て目も開けられない。風が強くなり、口を開けると砂が入ってくるので、息も出来なくなって来た。苦しくてもうダメかもしれない。と倒れ込み、意識を失いかけていたその時、EVスクーターに乗った若者が助けに来てくれた。私は救われて、近くの小さな病院に避難する事が出来た。そこで血圧を測ると、100以下の数値になっていた。危ない、死ぬところだった。
 そんな死にそうな夢から覚めたのは明け方だった。明け方に見る夢は神からのお知らせ。霊界通信だと聞いたことがある。そして不思議な事に、それを聞いた次の日から、私は毎日夢を見るようになったのだ。
 今日はいつもと何かが違う。フランスから帰って来た友人が「真紀さん。パンを焼いたので取りに来てください~。」と連絡があり訪ねると、フェンネルや八角の入った美味しいハーブティを入れてくれた。それからコスタリカへ引っ越す友人にも会いに行った。「ポットラックランチを大串ビーチでしますので是非来てください!」ポットラックランチって何かな?調べると持ち寄りパーティーの事だった。
私は家にあった、ブドウと無花果と、玄米おにぎりを持って行った。ビーチには見た事のある人も何人もいて、少しづつ人数は増えて行った。暑い夏が終わり、爽やかな秋雲を眺めながら、海の風に吹かれ、友人たちと語り合う。のんびりと持ち寄ったご飯やおやつをつまみながらの、実にリラックス出来る会であった。
久しぶりに、友人たちと過ごした事で気が付いた。最近の怖い夢は、父に命に関わる病気が見つかって、心配のあまりに見た夢だと。それから父との別れが寂しい事や、父には辛い想いをして欲しくないと、自然に対する抵抗の現れではないかとも思う。
                             2024/10/5

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ほのほの巻/広島県大崎上島
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