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日本人美容師の海外需要

円安になり、輸出産業が好調また、ECを活用して日本商品を海外で販売をしているメーカーも好調のようです。
では?美容技術者は?
僕が20代の時、海外修行時代。
今から約30年以上前では、日本人美容師の憧れは、ロンドン、フランス、ニューヨーク、この流行りにもれず選んだのはロンドン。
当たり前ですが、憧れなので日本人の美容師の需要は高くないです。
有名店が望んだのは、海外赴任の日本人のお客様へスクール目的で来た日本技術者を対応させていた。(今思うと、うまいビジネスでしたね。)

そのタイミングで隣国で訪れたイタリアでは日本人美容師は居なく、そのまま移住を求められたり、サロン出店のお話まで出てました。
バブル少し前ですから、ロンドンと同様に海外赴任日本人ターゲットに向けて欲しかったんですかね?
この時代、オーストラリアの日本人美容師に向けてワークホリデーが流行りました。僕の周りでもこの制度を活用してオーストラリアに遊びも兼ねてたくさんの美容師の仲間が行っていました。

ご参考までに

ワーキング・ホリデー制度の国 参照/外務省

この時代は、$=330円です。
それから、20年弱で中国人からの日本人美容師人気が始まります。
中国に定期的に日本人美容師を招聘して高額な金額で通訳を置いて対応していました。
この時代は、$=110円前後です。

この辺りから、日本では指名性が強くなり、美容師さん個人に集客をさせる時代に入ります。
WEBを活用する集客です。
ホットペッパーを皮切りに、自分のスタイルブックを撮影してそれを活用してお客様を確保していくスタイルです。

このスタイルに負けた?美容師が海外にたくさん出て行きました。
ただ、残念なことにビザを取得・免許を取得(国によってさまざまに違う)をしていない人がほとんどの為、観光ビザでギリギリまで滞在。
同様な方々のネットワークが存在していて、それを活用して次の国へと渡り歩くスタイルですね。コロナ前で僕が知る限りでは数千人の方がいました。

昔の流れ料理人が海外にいたのと同様なスタイルですね。日本で芽が出なかった人が海外に流れる〜。
それでも海外の人には日本人美容師は人気でした。

理由は、やはり日本の教育スタイルにあると思います。美容の分野に限らず
トップとアンダーの差があまり無く全体的にミドルにいる。
他国だとトップはトップオブトップが存在するがアンダーとの差が激しく
全体的にはアンダーに依っている。

このアンダーの位置が高いのが日本の魅了とされていると思います。

現在は$=144円前後
日本人の減少が激しいのに美容室の店舗開業は増えて万年従業員不足。
スタリスト1名あたりの顧客数は減少傾向
デフレ状況での安売りが目立つ。数十年売り上げ単価が据え置き傾向
今年から、外国人美容師のワークビザを発行。

これが、日本のマーケット事情でいよいよ組合が、美容師免許所得者の徹底を図り今まで見逃していた不免許者への監視を強化している。

もちろん。美容師を目指す人もものすごい勢いで軽減しています。
店舗オーナーとスタイリストとと立場により視点違うと思いますが、
海外は日本の美容師を求めています。
例えば、オーストラリア 普通のバイトの方の最低賃金は時給約2200
円、日本は950円ぐらいです。
これ、円安の影響です。

国内では、安く厳しい環境の中顧客の取り合い、自己配信での集客活動
海外では日本より融合待遇

もちろん、言葉のスキル、コミニュケーション力など海外生活特有の物は求められますが、

今一度ご自分の未来を見つめ直すタイミングに来ているのではないでしょうか?

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