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時代の変化により商品となる技術者に会社が求める人材は?

この10年縁を頂き学校事業を垣間見る事をさせて頂いてます。その上で今技術者としての学校卒業時に習得されていたら嬉しいものはなんだろうか?
そんな事が、技術発表会を拝見しながらふと頭をよぎりました。

どの美容学校もこの”発表会”はとても重要な事で学生にとっても先生方にとっても2年間の学びの集大成。
また、保護者の方には子どもの成長を実感できる機会。
達成感という歓喜に湧く瞬間です。
もちろん社会の現場で即必要とされる技術とは違い生徒ひとりひとりの可能性を最大限に引き出すことを目的にされている。
僕の時代のように情報がコントロールされて受け取るツールが少ないわけでなく今は、多くの情報を安価で積極的に収集できることにより生徒のスキルが高いと感じます。
就職の際に、学校で学んだ事は忘れて一から技術を学び直してくださいと言われた徒弟制度の時代と違い今、会社が求める人材のイメージはどうなんだろうか?
都心の流行のサロンではインスタグラムのフォロワーを意識しての採用が目立ちます。もちろん今は授業にも取り入れていますね。
技術者として求められるもの
・技術 
これも最近はオールマイティの技術ではなく細分化がトレンドにより特化して集客をされている会社は、その技術だけ修得されていれば良いという。
・接客
社会人として、お客様が思わず笑顔になる仕草と言葉心に響く接客。
・自己プロデュース
SNSにより自分をどう表現することで商品化を向上できるのか?が近年盛んなことにより個々の意識は芽生えているので、服装、言葉遣い。振る舞い、発言内容など自分から発信する全てのアイテムをキャラクター設定する。
・コミニュケーション力
店という箱の中で長い時間を人と共有する仕事なので、社会サークルでの適合性が求められる。
・自己マネージメント
労働時間、ハラスメントなど徒弟制度の時代ではないので、自分で技術習得、目標設定を管理、行動が求められる時代 技術者にもPDCAサイクルと言われている時代。

AIの進化を鈍化にしか感じない美容技術を中心としたビジネス。人の創り出す美を商品として販売しているビジネス。
今後、とても価値のある事により一層なり得る可能性を秘めている。
日本ではこの価値がまだまだ社会的地位を認めて貰っていないが。

より求められる人材には、個のパフォーマンス性、エンターテイメント性、自分の最大限の価値を伝える技術以外のスキルが求められる。
そんな次世代のスターがたくさん育っている事を実感できた素晴らしい技術発表会でした。

来年も楽しみ。


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