大人の責任
子どもの健やかな成長を阻害している大人の振る舞いについて、どれほどの人が危機感を覚えているのだろうか。マスクを長期間し続けることが、フィジカル面だけでなくメンタル面でも大きな悪影響があることについて、大人たちはどれほど真剣に考えているのだろうか。
長尾クリニックの長尾先生のように声を上げてくれている人も多いが、現場の学校の先生や教育委員会、小児科医など、もっとも専門的に身近に子どもたちに関わっている大人たちは何も感じていないようだ。
考える人になれと子どもたちに言っている教育者が、いちばん考えていない人になっている。子どものことを考えられない教育者や医者は「先生」ではない、と強く思う。便宜上「先生」と呼ばざるを得ないかもしれないが、実際は「先生」なんかではない。「学校の職員あるいは学校の役人」や「病院の職員」だ。
長尾先生の去年の動画で、「小さな子がマスクを外すと怖がって泣き出す」ことがあるという話を初めて耳にした。非常に驚いたが、よくよく考えると当然だと腑に落ちた。生まれたときからずっと周りがマスクで、マスク込みの状態が通常である中で成長してしまえば、ノーマスクは「異常」と感じて当然だ。小さな人たちの一日一日の重みを知らないのか。過ぎてしまうと後から取り戻せないことを知らないのか。
【#492_マスクを外すと泣き出す3歳の子供…この国、どうなっちゃうの? 長尾和宏コロナチャンネル】
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