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ケイカフェのコンセプト

福岡・佐賀にて展開をしております
軽自動車専門店のケイカフェ

ちょっとクルマ屋さんらしくない名前です。

そのネーミングに由来や、コンセプトなどを
少しお話させて頂きます。


ケイカフェのネーミングの由来

ケイカフェ運営会社でもあります
株式会社メーカーズは、もともと社名=店名で
その昔は運営しておりました。

1999年〜ロータリーエンジン専門店
「セブンパワーズ」から社名を冠した
「メーカーズレーシング」として運営をしておりました。

非常に狭いニッチな世界ではありましたが
メーカーズレーシングとして様々な活動やブランディングを全国区にて
行っておりましたので

「メーカーズ」=「ロータリーエンジン専門店」「スポーツカー専門店」
といったブランドになっておりました。

わかりやすく表現すると
「メーカーズ」=「男性顧客」というイメージが社内外に強いと
私たちも自覚をしておりました。

REエンジン専門店の事業縮小と併せて
軽自動車専門店の事業拡大となった2005年〜2006年

社名を冠したメーカーズレーシングが存在するなかで
同じ社名を冠する軽自動車専門店は、お客様にも混乱を招きかねない。

なので、別のネーミングにてブランディングしていこう!
となった次第です。

今までの男性中心の顧客から、
軽自動車は女性ユーザーも多いので
色々と正反対になります。

男性向け店舗→女性向け店舗
専門用語多用→専門用語NG(理解されないので)
広域商圏→地域密着商圏

全てが真逆!

故に、名前もメーカーズの「メ」の字も入れないくらい
大胆に変えなくては!となりました。

軽自動車のケイとカフェを併設しているのでカフェ
ケイ+カフェ=ケイカフェ(めちゃ単純)

なんかクルマ屋さんっぽくない名前に敢えて決定しました。

わかりやすさと、クルマ屋さんらしくないを取ったのが由来です。


なんでカフェ??

今では石を投げれば
「〇〇」+「カフェ」ってたくさん存在します。

別に自社がとても「斬新」ではない状況だとは理解しております。

しかし2005年に軽自動車販売に初めてチャレンジした際
実は、既存の普通の店舗(普通のTHEクルマ屋さん)にて
テスト販売を約2年実施した後に、ケイカフェとして新規移転オープンをしました。

その普通のクルマ屋店舗で2年間販売整備をしていた際に感じたこと。
これがケイカフェのベースコンセプトになりました。
(ケイカフェブランドは2007年〜)

今では軽自動車は日本の販売車両の半分を超えるような
一家のメインカー的な存在になってきましたが
当時はまだ「奥さん」が乗るセカンドカー的な色合いが強かったです。

ですので、当然、ご購入いただけるお客様は圧倒的に女性の方々です。
(今でも女性比率は非常に高いです)

自動車は販売してから始まりと言われるように
販売後から各種点検やオイル交換、法定点検や車検
自動車保険からぶつけてしまったら鈑金塗装修理など様々なイベントが続きます。

ですので、販売後もお客様に年間何度もご来店して頂けるビジネスモデルなのですが、

普通のクルマ屋さん店舗に、女性のお客様がご来店されて
整備などを店舗でお待ち頂くのですが…

とても「居心地が悪そう」にしているのです。

当時は現在のようにスマホも普及していない時代ですので
置いてある雑誌をパラパラめくりながら、ちょっと苛立ちさえ感じるような
雰囲気で
「早く終わらないの?????」って言葉には出さないけど(出されたことも多々あります)、そんなオーラを私たちもヒシヒシと感じておりました。

女性顧客が中心で、お客様の安心安全を担保するための整備来店が
そんな居心地悪かったら、私だって足が向きません。

それではアフターサービスに自社を選んで頂けないのは明確・・・

では、どうしたら良いのか?
悩みました。

そこで出た答えが「お店での居心地を良くする」
「女性の方々が安心して待てる空間づくり」

これができない限りアフターサービスには絶対に結びつかない。
そう判断をしたのです。

それから全国の様々な「自動車販売店」+「〇〇」をやっているお店を
視察しまくりました。

探せば色々とあるものです。
自動車販売店+アイスクリームショップや
自動車販売店+美容サロンetc・・・

ちょうど某軽自動車メーカーが
同様に女性客を取り込む施策として
「カフェプロジェクト」と銘打って、テレビCMをガンガン流しておりました。

カフェか〜・・・と思い、そのカフェプロジェクトのメーカー施策を
先端で取り入れているという関西にあるディーラーがあると情報を得ました。

それは百聞は一見にしかず!!

と考え、すぐに視察に向かいました。

しっかりとメーカー施策を取り入れて
今までの男性向け店舗とはかなりコンセプトを変えて
女性向きな店舗になっている関西圏ディーラー。

カフェメニューもあり
ラテとかカプチーノとか、カフェメニューも充実!
そんなクルマ屋さん見たことないです。

ただ・・・
出てきたカフェラテが「紙コップ」であり
運んで来て頂いた女性は事務スタッフさんが空き時間に対応。
といった感じでした
(それも理解はできます)

だったら自社は女性客がお待ち頂く時間を
もっと素敵に変えるために
本格カフェをカフェ専任スタッフがハンドドリップでおとす珈琲
そしてスイーツを楽しんでもらおう。

愛車の整備のための来店でカフェが楽しめる。のではなく
カフェを楽しむついでに愛車の整備を行う。
と来店動機を逆にできないか??

そして、専任スタッフがハンドドリップでおとす珈琲を楽しむカフェ
本格カフェ+軽自動車専門販売店というコンセプトになりました。

また、顧客の多くが「ママ」が多く
お子様連れで来店されることも多く、子供が騒いだり泣いたりで
すごく大変そうな状況も多く目の当たりにしました。

だったら、女性が一人でも、
お子様連れでも安心して来店できるクルマ屋さんにしよう!

そうコンセプトを決め、顧客ペルソナ(顧客像)を以下のように決めました。

・30代前半のママ
・お子様は5歳未満
・店舗近隣にお住まい
・カフェに行くのが楽しみ
・スイーツ大好き

こんなイメージです。

ですので、ケイカフェではスタッフにもあまり専門用語は使わせないトレーニングを実施しました。

RE専門店のころは専門用語で喋ってナンボから
一切、専門用語を話していけない!となったので当時のスタッフは困惑しておりました。

またお車にお詳しい男性客には
「なんか物足りない」と感じる部分も多々あったかと思います。

でも、敢えて「誰に好かれるか」ではなく
「誰に嫌われるか」を明確にしたほうがコンセプトがしっかりするので

・軽自動車以外を探している方
・クルマのことが詳しい方
・男性顧客

に敢えて「嫌われる」コンセプト=多くの女性客に「好かれる」コンセプト
だと信じて、完全に女性客(お子様連れ)前提の店舗創りからスタートした経緯です。

※現在はカフェ専任者は配置せずに自動ドリップマシンにての提供にさせて頂いております(COSTA等)

ケイカフェの店舗コンセプト


先述のような経緯にて、ネーミングやコンセプトが決定したケイカフェ

では実際にどのようなところがポイントなのかをご紹介させて頂きます。


ケイカフェくるめ店
ケイカフェふくおかにし店


まず「女性ひとり」でも「お子様連れ」でも安心して
そして待ち時間を素敵な時間に変えていく!という理念のもと
様々な趣向を凝らしております。


ケイカフェやはた店

まずサニタリー関係

やはりサニタリーの充実は基本です。
各店舗、必ず「専用オムツ台」や「ベビーシート」は常設しております。


オムツ台は全店標準

また店舗によっては「多目的トイレ」も設置しており
様々なニーズに対応可能です。


ケイカフェやはた店授乳室


続いてKIDSコーナー


ケイカフェふくおかにし店 

店舗によって大きさやコンセプトは異なりますが
現在はケイカフェアンバサダーの監修にてリニューアルを随時実施しております。(ケイカフェアンバサダーは全員ママなので)


ケイカフェいいづか店


ケイカフェやはた店

大きなトランポリンがある店舗があったり


ケイカフェくるめ店

大きな滑り台がある店舗があったり

ケイカフェこくらみなみ店には
屋外に公園を作ってしまいました。


設計当初のイメージパース


ケイカフェこくらみなみ店 Minicar KIDS PARK

滑り台やクルマの砂場、スパナ型の平均台など
お子様がワクワクすること間違い無し!


展示場内にある公園

また床もクッションフロアを採用しておりますので
元気に駆け回って転んでも安心な設計です。

また真横にガソリンスタンドがあるので
子供の飛び出しが一番怖いので、全てフェンスで囲われている設計。

実は、この公園のあるこくらみなみ店はガソリンスタンドを併設している関係で消防法による増改築が難しく、大きなKIDSコーナーを設置できないという課題がありました。

そこで、
「だったら展示場を一部なくして公園つくっちゃおう!」
となった経緯です。

本来ならば商品である自動車を展示する一等地に
公園を作ってしまうことで、自社のコンセプトがより明確になり
お子様が「あの公園のクルマ屋さんに行きたい!」ってなるのでは?

そう考えて作りました。
ちなみに私も人生で「公園」を作ったことはなく
こんなに遊具ってお高いものだとは知りませんでした・・・
(軽く四桁万円はしました)


ケイカフェのカフェ

先述のとおりスタート時はカフェ専任スタッフが
一杯一杯丁寧にハンドドリップをする珈琲を提供させて頂き

スイーツも自社にてパティシエを採用して
製造するというところまで拘りました。


改装直後のケイカフェちくしの店

しかし時代の流れもあり、専任者ではなくセルフ化に現在はなっております。

ただ、普通の自販機のような
ドリンクサーバーのようではいけない!と考え

ヨーロッパではスターバックスより知名度が高いと言われている
「COSTA」コーヒーを導入することになりました。


ヨーロッパNo1のCOSTA

特別な珈琲豆を、通常の2倍近い量を使用してドリップする
COSTAコーヒーはコーヒー好きの私でも納得の味です。

またスイーツも自社生産から各製造業者とコラボしたり
厳選した商品を提供させて頂いております。


ケイカフェふくおかにし店

ケイカフェ会員はスイーツ月間3つまで。
ドリンクは何杯でも無料でお楽しみ頂ける制度です。


時代変化のなかで、原材料費も何倍にもなっており
社内でもコスト削減の対象になってきましたが、ここだけは自社のコンセプトなので品質を落とさずに提供をしていきたいと考えております。


最後に

このような由来・コンセプトで産声をあげたケイカフェ。
時代の変化とともに提供手法などは変化してきましたが、基本コンセプトである「お客様の生活をもっと楽しく素敵なものに変えていくこと」を守り、人が集まる場所にしていきたいと思います。

軽自動車×カフェのケイカフェをご愛顧のほどお願い申し上げます。

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